新城幸也、日本人過去最高位で5度目のツール・ド・フランス完走「この興奮を何度でも味わいたい」
ツール・ド・フランス2014は、27日、最終第21ステージが行われ、パリ・シャンゼリゼでフィナーレを迎えた。マルセル・キッテル(ドイツ/ジャイアント・シマノ)がステージを制し、今ツール4勝目を飾り、総合優勝はヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア/アスタナ)が獲得した。ニーバリは、これで三大ツールを全て制したこととなる。新城幸也の総合順位は65位で、日本人過去最高位で5度目のツールを完走した。
シャンゼリゼの周回コース。ゴールに向けてチームメイトが集まっている(Photo Miwa IIJIMA)
レース後、新城幸也の所属するチームヨーロッパカーは、パリ・セーヌ川をクルージングしながら船上パーティーが盛大に行い、選手、スタッフ、チーム関係者たちが、久しぶりに家族とのリラックスした時間を楽しんた。
完走した9選手と監督 シャンゼリゼで満面の笑顔で記念撮影(Photo Miwa IIJIMA)
翌日、自宅に戻った新城は「みなさん3週間、応援ありがとうございました。やはり、今年も大歓声の中のシャンゼリゼを走っていると、鳥肌が立つ興奮と達成感を感じました。この感覚はこれから何度でも味わいたいですね。
今年も沿道でたくさんの日の丸を見つけ、本当にうれしかったです。波乱の多いツールでしたが、チームとしては9人揃って完走できた、良いツールだったと思います。次のレースもすでに決まっているので、あまりのんびりと言う気分ではありませんが…また、今後のレースも頑張ります!!」と語った。
次のレースは8月2日、スペイン、バスク地方で行われるクラシカ・サン・セバスチャン(1.UWT)。アップダウンの激しいコースレイアウトのワンデーレースとなる。
【第21ステージ結果】
1位 マルセル・キッテル(ドイツ、ジャイアント・シマノ)
2位 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ)
3位 ラムナス・ナヴァルダスカス(リトアニア、ガーミン・シャープ)
4位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)
5位 マーク・レンショー(オーストラリア、オメガファーマ・クイックステップ)
【ツール・ド・フランス2014 個人総合成績 最終結果】
1位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア/アスタナ)
2位 ジャンクリストフ・ペロー(フランス/AG2Rラモンディアール)+7’37”
3位 ティボー・ピノ(フランス/FDJ.fr)+8’15”
4位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン/モビスター)+9’40”
5位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ/BMCレーシング)11’24”
65位 新城幸也(日本/ヨーロッパカー)+2H55’27”
(記事:TeamEuropcar PR Manager Miwa IIJIMA)