ツール第3ステージはキッテルが制し、英ラウンド2勝目!舞台はいよいよフランスへ

Posted on: 2014.07.08

イギリスで開幕したツール・ド・フランスは7日、第3ステージを迎え、ゴールスプリントを制した、マルセル・キッテルがステージ2勝目。チームヨーロッパカーの新城幸也は、途中で落車により足止めをくらい、勝負に絡めず97位でゴールした。


スタート前にフランスメディアから取材を受ける新城 Photo Miwa IIJIMA

ロードレースの祭典「ツール・ド・フランス」の開催で、連日異様な熱気に包まれているイギリス。翌日から舞台をフランスに移すこともあり、最後のステージとなった第3ステージも沿道には観客が溢れた。

レースは、ケンブリッジをスタート後、2012年のオリンピックコースを使用し、バッキンガム宮殿近くのキングスパーク沿いにゴールする155kmのコースで行われた。

スタート後、序盤から2名の選手が逃げる展開となり、途中に設けられていた中間スプリントポイントでは、メイン集団で激しいポイント争いが演じられた。

チームヨーロッパカーは、ポイント賞を狙うブライアン・コカのために新城を始めとしたスプリント要員が隊列を組み、ブライアンの3位通過を助ける。結果、ブライアンは3位通過を果たし、ポイントを加算していく。

ゴール前、突然の通り雨に見舞われ、逃げていた2選手が吸収。集団ゴールスプリントとなり、マルセル・キッテル(ジャイアント シマノ)が第1ステージに続き、2勝目を上げた。チームヨーロッパカーのブライアン・コカは4位に入り、ポイント賞3位に着けた。


​4位でゴールするブライアン・コカ Photo Miwa IIJIMA

新城は、スプリントポイントを通過後、残り30km地点で発生した落車でピエール・ローランとともに足止めをくらい、38秒遅れの97位でレースを終えた。


ビジョンに表示される着順を横目で見ながら​ゴールする新城 Photo MIwa IIJIMA

新城は第3ステージを終えて、「正直、これでイギリスステージが終わって、ホッとしている。フランスに帰れることをうれしく思う。

落車で足止めされたタイミングが悪くペースも上がっていたので、滑りやすい路面でリスクを負うことが出来ず、ピエールを集団に戻すことが出来なかったのが残念。

しかし、ブライアンの4位は素晴らしいと思う。ここまでの3ステージで、ブライアンはすべて集団の先頭でスプリントポイントを通過しているし、彼の存在感を示せていることはチームにとっても良いことだと思う。」

と語り、空路でフランスへと渡った。

第4ステージは途中4級山岳が2回のほぼフラットな163.5km。新城は引き続き、ブライアンのスプリントを助ける走りとなる。

【第3ステージ結果】
1位 マルセル・キッテル(ドイツ/ジャイアント・シマノ)
2位 ペーター・サガン(スロバキア/キャノンデール)
3位 マーク・レンショー(オーストラリア/オメガファーマ・クイックステップ)
4位 ブライアン・コカール(フランス/ヨーロッパカー)
5位 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー/カチューシャ)
75位 新城幸也(日本/ヨーロッパカー)    +38”

【個人総合成績】
1位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア/アスタナ)
3位 ピーター・サガン(スロバキア/キャノンデール) +02”
3位 ミハエル・アルバジーニ(スイス/オリカ・グリーンエッジ)
4位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー/BMCレーシング)
5位 クリス・フルーム(イギリス/チームスカイ)

(記事:TeamEuropcar PR Manager Miwa IIJIMA)

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