ツール第1ステージ アルゴス・シマノのキッテルが勝利!新城は99位

Posted on: 2013.06.30

6月29日、フランス南部、地中海に浮かぶ島、コルシカ島で開幕した第100回ツール・ド・フランス。213kmで行なわれた第1ステージは、数々の落車を回避したドイツ人スプリンター、マルセル・キッテル(アルゴス・シマノ)が制し、今大会、初めてマイヨ・ジョーヌに袖を通すこととなった。

平坦基調のスプリンターステージとなった第1ステージ。スタート直後に決まった5人の逃げグループは残り37km地点で吸収され、各チームゴールスプリントに備えた位置取り合戦が続く。

しかし、残り15km地点、ジョニー・ホーヘルランド(ヴァンカンソレイユ・DCM)らが落車。さらに、残り10kmをきった所で、再び大量落車。ペーター・サガン(キャノンデールプロサイクリング)や、マーク・カベンディッシュ(オメガファーマ・クイックステップ)といった、第1ステージ優勝候補にあがっていた名だたるスプリンターたちが、この影響でストップを余儀なくされた。

さらに、ゴール地点では、オリカ・グリーンエッジのチームバスが、フィニッシュラインに架けられたアーチに引っ掛かり立ち往生。急遽ゴール地点を移動する措置をとる案が浮上するなど、混乱の中で、ゴールを迎えることとなった。

その後、バスの移動が可能となり、ゴール地点は予定していた場所に設定され、数が少なくなった集団が、激しいゴールスプリントを演じた。

結果、ドイツ人スプリンター、マルセル・キッテル(アルゴス・シマノ)が混戦を制し、オープニング・ステージを勝利で飾った。この結果、25歳のキッテルは、マイヨ・ジョーヌに袖を通す他、山岳賞以外のすべてのジャージ(ポイント賞、新人賞)を手にすることとなった。

また、落車の影響で足止めとなった新城幸也(チームヨーロッパカー)は、スプリントに絡めず99位で第1ステージを終えた。落車や混乱が連続したため、主催者は、第1ステージでのタイム差をつけないことを決定。総合争いは、明日から本格的に始まることとなる。

【2013ツール・ド・フランス 第2ステージ リザルト】
1位 マルセル・キッテル(ドイツ、アルゴス・シマノ)         4h56’52”
2位 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ)
3位 ダニー・ファンポッペル(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM)
4位 デーヴィッド・ミラー(イギリス、ガーミン・シャープ)
5位 マッテーオ・トレンティン(イタリア、オメガファーマ・クイックステップ)

【個人総合 (マイヨジョーヌ)】
1位 マルセル・キッテル(ドイツ、アルゴス・シマノ)         4h56’52”
2位 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ)
3位 ダニー・ファンポッペル(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM)
4位 デーヴィッド・ミラー(イギリス、ガーミン・シャープ)
5位 マッテーオ・トレンティン(イタリア、オメガファーマ・クイックステップ)

【ポイント賞 (マイヨ・ヴェール)】
1位 マルセル・キッテル(ドイツ、アルゴス・シマノ)         45pts
2位 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ)     35pts
3位 ダニー・ファンポッペル(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM)   30pts

【山岳賞 (マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ)】
1位 フアンホセ・ロバト(スペイン、エウスカルテル)         1pt

【新人賞 (マイヨ・ブラン)】
1位 マルセル・キッテル(ドイツ、アルゴス・シマノ)         4h56’52”
2位 ダニー・ファンポッペル(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM)
3位 マッテーオ・トレンティン(イタリア、オメガファーマ・クイックステップ)

【オフィシャルHP】※デイリーハイライトは、こちらから視聴可能
http://www.letour.fr/le-tour/2013/us/

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