ツール第3ステージ サイモン・ゲランスがサガンの強襲をタイヤ差で制す!新城は92位でゴール
ツール・ド・フランス2013は7月1日、第3ステージを迎え、ゴールスプリントをオリカ・グリーンエッジのサイモン・ゲランスが制し、ステージ優勝。コルシカ島3連戦の最後を締めくくった。また、チームヨーロッパカーの新城幸也は、第2集団でゴールし、92位で第3ステージを終えた。
第3ステージは、4つの山岳ポイントを持つアップダウンのあるコース。登りと下りが連続し、道幅の狭いテクニカルな下りを擁するレースは、戦前から波乱が起こると予想された。
レースはスタート後、5人の逃げグループが形成。その先頭グループに入ったサイモン・クラーク(オリカ・グリーンエッジ)が立て続けに、山岳ポイントで1位通過。ポイントを加算させていく。
そして、山岳ジャージ獲得にむけて、最後の2級山岳での一位通過をねらったサイモン・クラークだったが、後方から集団がペースアップ。その中から、山岳ジャージを着る、ピエール・ローラン(チームヨーロッパカー)が単独でアタックし、1位通過。山岳ジャージを死守することとなった。
その後、逃げ切リをねらうピエール・ローランだったが、スプリント勝負に持ち込みたいメイン集団によって吸収。ペテル・サガン擁するキャノンデールが列車を組み主導権を握るものの、アシストを使い果たした残り300m。グリーンエッジに主導権が移り、2番手に控えたサイモン・ゲランスが、万を持してアタック。サガンの追い上げをタイヤ差で制し、ステージ優勝を飾った。
この日、アシストに徹した新城幸也(チームヨーロッパカー)は第2集団でゴール。92位でレースを終えた。またマイヨ・ジョーヌを着る、総合首位のヤン・バークランツ(レディオシャック・レオパード)は、先頭集団でゴールし、タイム差無しでジャージを守った。
【2013ツール・ド・フランス 第2ステージ リザルト】
1 サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 3時間41分24秒
2 ペテル・サガン(スロバキア、キャノンデール プロサイクリング) +0秒
3 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター チーム) +0秒
4 ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド、オメガファルマ・クイックステップ) +0秒
5 フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム) +0秒
92 新城幸也(日本、チーム ヨーロッパカー) +2分29秒
【個人総合(マイヨ・ジョーヌ)】
1 ヤン・バークランツ(ベルギー、レイディオシャック・レオパード) 12時間21分27秒
2 ジュリアン・シモン(フランス、ソジャサン) +1秒
3 サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) +1秒
4 ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド、オメガファルマ・クイックステップ) +1秒
5 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、スカイ プロサイクリング) +1秒
【ポイント賞(マイヨ・ヴェール)】
1 ペテル・サガン(スロバキア、キャノンデール プロサイクリング) 74 pts
2 マルセル・キッテル(ドイツ、チーム アルゴス・シマノ) 57 pts
3 アレクサンドル・クリツォフ(ノルウェー、カチューシャ チーム) 48 pts
【山岳賞(マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ)】
1 ピエール・ローラン(フランス、チーム ヨーロッパカー) 10 pts
2 サイモン・クラーク(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 5 pts
3 ブレル・カドリ(フランス、アージェードゥーゼル ラモンディアル ) 5 pts
【新人賞(マイヨ・ブラン)】
1 ミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド、オメガファルマ・クイックステップ) 12時間21分28秒
2 ロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼル ラモンディアル ) +0秒
3 ペテル・サガン(スロバキア、キャノンデール プロサイクリング) +0秒
【オフィシャルHP】※デイリーハイライトは、こちらから視聴可能
http://www.letour.fr/le-tour/2013/us/