チーム力をみせたつけたシマノレーシング。Jプロツアー第9戦広島は畑中が制し連覇

Posted on: 2014.06.23

22日、Jプロツアー第9戦「西日本ロードクラシック広島」が行われ、チーム力をみせつけた宇都宮ブリッツェン、シマノレーシングがしのぎを削り、最後は畑中勇介がスプリントを制して勝利を飾った。畑中は、昨年に引き続き大会連覇を達成した。

距離12.3kmの広島県中央森林公園内で行われたレースは、JBCFの主催するロードレースで2番目に高いレースレイティング「AA」に位置づけられている。全日本選手権前の最後の国内レースとあり、ブリヂストンアンカーなどアジアや世界のレースに出場していた選手が顔を揃えた。

レースは1周目、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)の逃げから始まる。メイン集団は、チーム右京を中心に、阿部との差を1分でコントロールする。


100kmを逃げ続けた阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)

メイン集団はチーム右京がコントロール

活性化したメイン集団は、清水都貴(ブリヂストンアンカー)や佐野淳哉(那須ブラーゼン)らが仕掛ける

阿部の逃げは10周目前半まで続き吸収。その後10周目後半から入部正太朗(シマノレーシング)と増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が集団から飛び出す。


ラスト3km、先頭はシマノレーシング対宇都宮ブリッツェンに

最終周回、ラスト5kmで畑中勇介(シマノレーシング)が2人に合流すると、さらに鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)と野中竜馬(シマノレーシング)が加わり、先頭はシマノレーシング3人と宇都宮ブリッツェン2人の合計5人となる。

そして、展望台への上りで入部がペースアップし、4人となってゴールスプリントへ。残り400m地点での並びは増田、入部、鈴木、畑中の順。最初に鈴木がスパートしたが、ゴール手前で畑中が並び、わずかに交わし先着。畑中が昨年に続いて連覇を達成した。


畑中勇介(シマノレーシング)が大会連覇を達成

【2014Jプロツアー第8戦 結果】
1位 畑中勇介(シマノレーシング)3時間45分21秒 
2位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)
3位 入部正太朗(シマノレーシング)+03秒
4位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+06秒
5位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)+30秒
6位 佐野淳哉(那須ブラーゼン)+31秒

表彰台

Jプロツアーリーダー ガルシア・リカルド(チーム右京)
U23リーダー 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)

【文・写真提供:JBCF 一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟】

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