栗瀬裕太が建設したYBPに国内初となるBMXレース世界基準コースが完成

Posted on: 2013.08.31

プロBMX/MTBライダー栗瀬裕太(mongoose)は8月31日、クラウドファンディングサービス「キャンプファイヤー」を利用して集めた資金を元手に「8m級スタートヒル建設」を実現させ、国内初となる、世界基準のBMXレースコースを完成させた。


完成したスタートヒルをバックにポーズをとる栗瀬裕太


斜めからのスタートヒル、8mの高さがある


スタートヒル上部からの眺め

コースの完成を実現させた本日、クラウドファンディングで立ち上げたプロジェクトへの賛同者の中で参加権のある支援者(パトロン)や、建設をサポートしたゲスト達を招待し、完成披露イベントが行われ、出来立てのコースで国内のトップライダーたちがデモンストレーション走行を披露した。


ゲストライダーとして参加した国内トップライダーたち

クラウドファンディングとは、サイト上に投稿されたプロジェクトに共感して、そのプロジェクトの支援金額に応じたリターンを選択することで支援が可能となり、募集期間中、目標支援金額に到達した場合のみ成立する仕組み。

栗瀬は、これまで自力で造り上げてきた世界基準のコースを作り上げてきたが、資金がネックとなって建設することが出来なかったスタートヒルの支援を、クラウドファンディングを使って呼びかけることを決意。その後、栗瀬のプロジェクトに共感した支援者(パトロン)から建設に必要な資金を集めることに成功し、見事にスタートヒルの建設を成功させた。

2008年の北京五輪で正式種目になって以降、徐々に世界レベルとの溝をあけられてきた日本BMXレース界だが、これで急務とされてきた国内におけるBMXレース練習環境の整備が実現した。これにより、徐々に日本勢のレベルアップが期待される。この動きが、日本BMX界の起爆剤となるのか。今後のYBP、そしてBMXレースの動向に注目したい。

国内初、世界基準のBMXレースコース、SX(スーパークロス)トラックがYBPに完成

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