ガールズサマーキャンプ2010リポート Day3

Posted on: 2010.08.18

17日、キャンプ折り返しの3日目を迎えた。雲一つなく晴れ渡ったこの日、キャンプが行われている静岡県伊豆市の最高気温は35度。すり鉢状のバンクの上では照り返しも激しく、体感温度はさらに上がる。しかし参加者たちはそんな暑さにも負けず、午前9時に始まり、休憩や食事を挟みながらも午後7時まで続く一日の長いトレーニングに打ち込んだ。

キャンプには、実技系トレーニング以外に、ウェイトトレーニング理論やゲストを招いての講義といった座学も盛り込まれている。午後から行われた講義には、ともにオリンピックメダリストの競泳・柴田亜衣さんと競輪選手・伏見俊昭さんが招かれ、オリンピック出場時のエピソードや、自身の競技観などを語った。講義後、伏見選手が今回使用されているバンクの中で最も傾斜のきつい250mバンクでその走りを披露。大迫力のスピードに、参加者たちから歓声があがる一幕もあった。

初日のリポートでもお伝えしたが、今こうして日本自転車界が女子のトラック競技選手の強化・育成に大々的に乗り出した背景には、2012年ロンドンオリンピックから女子トラック競技の種目が増えるということが大きく関係している。北京オリンピックでは、男子7種目、女子3種目であったのに対し、ロンドンでは男女ともに同じ5種目が実施される予定だ。

(続く)

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