ガールズサマーキャンプ2010リポート Day6

Posted on: 2010.08.21

 
 ガールズサマーキャンプ2010は20日、6日間の全日程を終えた。日本代表クラスから自転車競技の未経験者まで、それぞれの目標のもと朝から夜までみっちりとスケジュールの詰まったキャンプを乗り切った選手たち。最終日、その表情は一様に晴れ晴れとしたものだった。

 午前中は、選手個々の体調に合わせた調整にあてられ、グループ毎に軽く汗を流した。代表クラスの選手たちのAグループと高校生を中心にしたCグループは同じバンクで練習。石井寛子などトップ選手たちの走りをじっと見つめる高校生たちの姿が見られた。このバンクで指導していたオーストラリアから来日中の臨時コーチ・イーディー氏のもとには、積極的にアドバイスを求めようと選手たちが集まる。わずかなチャンスも活かそうとする姿勢は、このキャンプを通じてすべての参加選手が等しく持っていた美点だろう。

 大学生を中心に集めたBグループは、Aグループに次ぐ実力者の集まりとあって、そのトレーニングメニューもトップグループなみにハードなものだったようだ。大学生たちは、今月26日から青森で行われる大学生の全国大会・インカレを控えてのキャンプ参加。同大会で女子のチーム総合7連覇を目指す鹿屋体育大学の近藤美子は「きつかったけれど普段できない練習もできた。インカレ前の良い追い込みになりました。あと1週間ゆっくり調整して、本番では全力を出し切ります」と話し、キャンプ解散後はすでにインカレ開催地での直前合宿に入っている同大学のチームに合流するべくそのままの足で青森に向かった。

(続く)

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