女子自転車トラック競技選手の発掘を目的とした選抜合宿「ガールズサマーキャンプ2010」が始まった。ロンドン五輪でのメダル量産に向け、文部科学省などが主導する強化支援事業に自転車競技が組み入れられたことなどを踏まえ、JCF（日本自転車競技連盟）やJKA（競輪事業者）が、種目数の多いトラック競技の選手層掘り起こしに動き出した形だ。オリンピックでメダルを狙える人材を集めるため、参加者にはあえて自転車競技経験の有無を問わず、他競技の出身であっても資質が高いと判断されれば、この合宿を通じて強化・育成の対象となる。

　シクロチャンネルでは、８月20日まで計６日間にわたって行われるこの合宿の模様を現地から動画を交えてリポートしていく。

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　ガールズサマーキャンプ2010は、静岡県伊豆市の日本競輪学校と、隣接する日本サイクルスポーツセンターで行われている。両施設が所有する計４つのバンクをはじめ、「自転車の国」とも呼ばれる広大な施設は期間中フル活用される予定だ。参加者は、応募総数92名の中から書類選考で選ばれた58名と、JCFが定める女子エリートのトラック強化指定選手５名からなる計63名。中学生、他競技からの挑戦組、そして現在のトップ選手に至るまで、幅広い才能が全国から集結した。

（続く）