トラック世界選手権がオランダで開幕 日本の被災者へ黙祷

Posted on: 2011.03.24

 23日にオランダ東部のアペルドールンで開幕した「2011トラック世界選手権」。大会は5日間にわたって開催され、全19種目の世界チャンピオンが決まる。この日はオープニングセレモニーが行われ、11日に発生した東日本大震災の犠牲者へ黙祷が捧げられた。日本からは男女合わせて下記9選手が参加。この中には福島県出身の渡邉一成と新田祐大も入っている。地元が震災の被害に遭い、心を痛める中での出場となった。左腕に喪章を巻いた彼らがバンク内を歩くと、観客からは大きな拍手と声援が送られた。

 来年7月のロンドンオリンピック出場をかけ、今シーズンよりスタートした各種目のポイント争いだが、今大会はちょうどその折り返し点となる。日本代表選手の活躍に期待したいところだ。なお、UCI(国際自転車競技連合)の規定により「世界選手権」にはトレードチームは出場できず、今シーズンのワールドカップで活躍した「チームシクロチャンネル」は今回エントリーしていない。
 
 
 
<出場メンバーと出場予定種目>
●日本ナショナルチーム男子
 渡邉一成(チームスプリント、スプリント、ケイリン)
 新田祐大(チームスプリント、スプリント、ケイリン)
 浅井康太(ケイリン)
 北津留翼(スプリント)
 雨谷一樹(チームスプリント、スプリント)
 盛 一大(スクラッチ、オムニアム)
●日本ナショナルチーム女子
 加瀬加奈子(チームスプリント、スプリント、ケイリン)
 中川諒子(チームスプリント、スプリント、ケイリン)
 上野みなみ(ポイント、オムニアム)

現地リポート:坂口慶太(シクロチャンネル)

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