トラック世界選手権がオランダで開幕 日本の被災者へ黙祷
23日にオランダ東部のアペルドールンで開幕した「2011トラック世界選手権」。大会は5日間にわたって開催され、全19種目の世界チャンピオンが決まる。この日はオープニングセレモニーが行われ、11日に発生した東日本大震災の犠牲者へ黙祷が捧げられた。日本からは男女合わせて下記9選手が参加。この中には福島県出身の渡邉一成と新田祐大も入っている。地元が震災の被害に遭い、心を痛める中での出場となった。左腕に喪章を巻いた彼らがバンク内を歩くと、観客からは大きな拍手と声援が送られた。
来年7月のロンドンオリンピック出場をかけ、今シーズンよりスタートした各種目のポイント争いだが、今大会はちょうどその折り返し点となる。日本代表選手の活躍に期待したいところだ。なお、UCI(国際自転車競技連合)の規定により「世界選手権」にはトレードチームは出場できず、今シーズンのワールドカップで活躍した「チームシクロチャンネル」は今回エントリーしていない。
<出場メンバーと出場予定種目>
●日本ナショナルチーム男子
渡邉一成(チームスプリント、スプリント、ケイリン)
新田祐大(チームスプリント、スプリント、ケイリン)
浅井康太(ケイリン)
北津留翼(スプリント)
雨谷一樹(チームスプリント、スプリント)
盛 一大(スクラッチ、オムニアム)
●日本ナショナルチーム女子
加瀬加奈子(チームスプリント、スプリント、ケイリン)
中川諒子(チームスプリント、スプリント、ケイリン)
上野みなみ(ポイント、オムニアム)
現地リポート:坂口慶太(シクロチャンネル)