16日はキャンプ２日目。本格的なトレーニングが開始されたこの日の午後、日本競輪学校のバンクでオープニングセレモニーが行われた。スケートと自転車で夏冬計７大会オリンピックに出場した参議院議員の橋本聖子氏と、スケート競技冬季五輪５大会出場の岡崎朋美選手が、今キャンプ参加者たちの激励に訪れた。

　キャンプには、スケート界から田畑真紀と渡辺ゆかりの２名の五輪経験者が参加しているが、こうした他競技から自転車へ挑戦する道を拓いたのがこの橋本氏であると言っていいだろう。現在、日本オリンピック委員会（JOC）のロンドンオリンピック強化理事も務める同氏は、「強い希望と高い目標を持って合宿を乗り切り、次のステップへ繋げていってほしい」と他競技からの挑戦組も数多くいる参加選手たちにエールを送った。

　ガールズサマーキャンプでは、自転車競技の実績や経験、また年齢などによって参加選手が６つのグループに振り分けられ、それぞれの技量に応じた段階的なトレーニングメニューが組まれている。公募で人材を募った中でもほとんどの参加者は自転車競技経験を持つが、全くの未経験者も10名が挑戦している。

（続く）