ルート・デュ・スッド第1ステージ 新城29位、フィニッシュもツールへの感触を掴む
20日、新城幸也が参戦している『La Route du Sud(ルート・デュ・スッド UCI 2-1)』第1ステージが行われ、ゴールはスプリント勝負となり、イエス・ヘルルダ・ロペス(スペイン、モビスター)が優勝。ジロ・デ・イタリア後、久しぶりのレースとなった新城は勝負に絡めず29位でゴールしている。
怪我からの復帰戦をのびのび楽しんで走っているように見える。(Photo Miwa IIJIMA)
第1ステージのレース前、今回のレースに出場している各国のチャンピオンジャージ保持者が最前列で紹介されるセレモニーが行われ、スペイン、南アフリカ、そして日本のチャンピオンが並んだ。
最前列でスタートを待つ新城(Photo Miwa IIJIMA)
レースは序盤から140km地点の平坦区間まで、ワールドツアー以外のチーム5人の逃げが形成されるが、ジロ・デ・イタリア3勝を誇るスプリンターブアニを擁するFDJ、バルベルデやスペインチャンピオンのロペスを擁するモビスタ−がメイン集団をコントロールし、3級山岳に入るところで、集団は1つに吸収される。
ラスト30kmから上りが始まっても、集団はハイペースで進み、そこから再びアタック合戦となり、ペースが落ち着かない。その後、選手たちはふるい落とされ、先頭集団は40人程に絞られた。
ゴール4Km手前、その中からスペインチャンピオンのイエス・ヘルルダ・ロペスが飛び出しティンコフ・サクソらが追うものの、ロペスが逃げ切り優勝となった。
絞られた先頭集団に残った新城はゴールスプリントには絡めず、29位でゴールした。
ゴールする新城。30度を超える暑さで、ほとんどの選手がウエアのチェックが開いている(Photo Miwa IIJIMA)
レース後、新城は「ジロで怪我して以来、追い込んだ練習も上りの練習もしてなかったから、今日は本当にきつかった。だから、最後の勝った選手のアタックも付いていけなかったし、ゴールスプリントも加わることが出来なかった。でも、この先頭集団に残れたということは、そう悪くない。ジロ以来のレースにしては上出来。これ以上コンディションが下がることはないから、明日からが楽しみだ。」と、語った。
第2ステージはスタートからいきなりの1級山岳。今年のツールドフランスのコースの一部となっている、トゥールマレー峠が同じ登坂コースで登場し、終盤115km過ぎにさらに2つの1級山岳が連なる標高1444mの過酷な山頂ゴールとなる178.6kmで行われる。
(記事:TeamEuropcar PR Manager Miwa IIJIMA)