トラックW杯最終戦 チームスプリントで6年ぶりのメダル獲得!
香港で開催中のUCI自転車トラック競技のワールドカップシリーズ第6戦(全6戦)は、大会2日目の25日に男子チームスプリントが行われ、日本チームが決勝に進出しオーストラリアと対戦。およそコンマ3秒差で惜敗し銀メダルを獲得した。ワールドカップでのメダルは2012年10月以来、およそ6年ぶりとなった。
6年ぶりにメダルを獲得した日本チーム ©JCF
日本のメンバーは雨谷一樹、新田祐大、深谷知広の3名。予選、1回戦をともに2番目のタイムで決勝へ進出し、決勝ではオーストラリアと対戦。日本の不動の第1走、雨谷一樹が17秒660を叩き出すも、オーストラリアの第1走は、雨谷のタイムを上回り、17秒513。
その後、挽回を狙う日本チームは、第2走新田祐大、第3走深谷知広とスピードをつなぐも、タイムは44秒148でオーストラリアの43秒815にはわずかに届かず銀メダルとなった。
日本代表メンバー 左から雨谷、新田、深谷 ©JCF
東京オリンピックではチームスプリントの出場枠を獲得することで、ケイリン、スプリントにも2名づつの出場枠をもたらす重要な種目。今大会の2位は大きなポイントの加算となった。
日本男子チームスプリントはアテネ五輪で銀メダルを獲得した実績ある種目ながら、リオ五輪では出場を逃している。復活にむけて、大きく前進したチームジャパン。次戦、世界選手権で上位に入るためには43秒代は絶対条件だ。
今回の結果が自信に繋がり、さらなるタイム更新につながるにちがいない。
●雨谷一樹のコメント
予選から僅差の戦いで、1回戦勝てた(決勝進出を決めた)ことが一番大きい。決勝は自分としては今日一番の走りができた。世界選手権に向けてタイムあげられるように頑張りたい。
【大会2日目の日本人レース結果】
<男子チームスプリント>
優勝 オーストラリア 43秒815
2位 日本(雨谷、新田、深谷)44秒148
3位 ポーランド 44秒202
▶リザルト詳細
http://www.tissottiming.com/File/0003110101010503FFFFFFFFFFFFFF02
<男子チームパーシュート>
10位 日本(近谷、一丸、今村、沢田)4分03秒202
▶リザルト詳細
http://www.tissottiming.com/File/0003110101010603FFFFFFFFFFFFFF02
<女子チームパーシュート>
14位 日本(中村妃、吉川、古山、橋本)4分36秒733
▶リザルト詳細
http://www.tissottiming.com/File/0003110101020603FFFFFFFFFFFFFF02
情報・写真提供:JCF日本自転車競技連盟