野口佳子がロードレースでアルカンシェル獲得 UCIパラ・ロード世界選手権
パラサイクリングのロード世界一を競うUCIパラサイクリング・ロード世界選手権が8月2~5日までイタリアで開催され、日本の野口佳子が女子C2クラスのロードレースで優勝。タイムトライアル2位となった。これで野口は、今年3月にクラスの移動があったものの、昨年のパラ・ロード世界選のタイムトライアル優勝に続き、2年連続のアルカンシェル獲得。野口は「このままの勢いで東京2020まで突っ走ります」と力強く語った。
■ロードタイムトライアルで野口が銀メダル獲得
タイムトライアルは、石畳を含む平坦とアップダウンが組み合わされたコース。WC2クラスに出場した野口佳子は世界選直前に落車をし、万全の体調ではなかったものの2位入り、銀メダルを獲得した。
藤井美穂は6位入賞。川本翔大は10位入賞しUCIポイント獲得に成功。木村和平と倉林巧和ペアで挑んだタンデムペアは、トップに3分以上遅れ19位に終わったが、それでも世界の厚い壁を突破するための課題もしっかり見えてきた。
<WC2クラス(13.6km)>
1位 ZENG Sini(中国) 21分47秒73(37,46km/h)
2位 野口佳子 22分07秒43
6位 藤井美穂 26分04秒60
<MC2クラス(13.6km)>
1位 GILMUTDINOV Arslan(ロシア)18分32秒79 (44.03km/h)
10位 川本翔大 19分42秒54
<MBクラス(16.3km×2)>
1位 GREAT BRITAINペア 31分31秒76(51.78km/h)
19位 木村和平+倉林巧和ペア 34分56秒92
■野口が2年連続でロードレースで世界王者に!
WC2クラスの野口佳子がロードレースで優勝し、虹色のジャージアルカンシェルを獲得した。昨年のロードタイムトライアルに続き2年連続の世界チャンピオンに輝いた。MC2クラスに出場した川本翔大は、13名のゴール勝負で4位に入り入賞。ワールドカップオランダ大会に続く入賞となった。
<WC2クラス(54.4km)>
1位 野口佳子 1:37.16
6位 藤井美穂 1:54.35
<MC2クラス(68km)>
1位 CHERNOVE Tristen(カナダ)1:45.30
4位 川本翔大 (同タイム)
<MBクラス (108.8Km)>
1位 スペインペア 2:18.02
15位 木村和平+倉林巧和ペア 2:28.26
情報・写真・動画提供 日本パラサイクリング連盟