2019パラアジアロード選手権 木村・倉林ペアと川本が金メダル獲得
アジア選手権ロードレースと併催されたパラアジアロード選手権が4月23日に開催。日本から出場した、木村和平・倉林巧和タンデムペア、川本翔太が各カテゴリーでトップタイムを出し金メダルを獲得。ワールドカップ・世界選に向け弾みのつく好成績を残した。
二人乗り用タンデム自転車での出場となった木村和平・倉林巧和ペアは出走7組中5番手でスタート。快調なペースでレースを進める中、事前に出走したペアを1組また1組と抜いていき、スピードを落とすことなくフィニッシュ。最終的に2位に3分以上の差をつけての金メダルを獲得となった。
2位に大差をつけ勝利した木村・倉林ペア
レース後木村は「難しいコースではなかったけど二人で話し合ったとおりの走りができてよかった。二人で国際大会に出るようになってちょうど一年。このメダルで勢いつけてワールドカップ・世界選で上位入賞を狙いたい」と語った。
パイロット倉林は「全体いいペースで走れて最後まで粘りの走りができてよかった。世界でも入賞を果たして東京パラ五輪に繋げていきたい」とアジアから世界へ標準を定める。
金メダル獲得の余韻が残る中、地面を叩きつけるような強い雨の中、四肢障害のクラスで出場の川本翔太のレースがはじまる。
スタートダッシュの勢いのままペダルを踏み続ける川本は、降りしきる雨も味方にしてレースを進めていく。刻むペースは落ちることなくフィニッシュ。今年1月に開催されたパラアジアトラックに続き、金メダルの獲得となった。
雨中のレースとなった川本 ハイペースでレースを進める
優勝した川本は「フィニッシュ後リザルトが出るまで時間がかかりやきもきしたけれど、結果を聞いてホッとしました。序盤からハイペースでいってそのペースを維持し続けたのが良かったです。今後ワールドカップ・世界選手権で成績を残せるよう練習していきたい」とコメントした。
【MBクラス(40km)結果】
優勝 木村和平・倉林巧和(日本) 50’20”25(47.678km)
2位 KIM – CHOI Jungbeen(韓国) +3’21”87
3位 MISUK – JAISUWANG Jirawat(タイ) +3’38”69
【MC2クラス(40km)結果】
優勝 川本 翔太(日本) 27’15”58
2位 AL MANSOORI Ahmad(UAE) 32’20”70
3位 KAIGOULAL(インド) 34’52”41