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UCIパラ ロード世界選手権が8月2日開幕 W杯連勝中の野口佳子らが出場

Posted on: 2018.08.02
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パラサイクリングのロード世界選手権が8月2日~5日、イタリア・マニアゴで開催される。パラサイクリングのロード世界一を競う大会はシーズン最大のレースである事はもとより、2年後に迫る2020年東京パラリンピックの参加枠獲得にむけてUCIポイントの上積みが必須の一戦。そんな大舞台に出場する日本人選手を紹介する。


先頭が野口佳子 UCIパラ・ロードワールドカップ第2戦オランダ大会

【2018UCIパラサイクリング・ロード世界選手権 日本代表選手】
川本翔大(男子C2・大和産業/チームブリヂストンサイクリング)
木村和平(男子B・楽天ソシオビジネス)
倉林巧和(男子Bパイロット・楽天ソシオビジネス)
野口佳子(女子C2・ウェルパーク/チームブリヂストンサイクリング)
藤井美穂(女子C2・楽天ソシオビジネス)

日本からの出場は男子B視覚障害クラスのパイロットを含む5選手。5月、7月のUCIパラサイクリング・ロードワールドカップへの遠征や、国内での合宿を経て選考された。なお、加えて藤田征樹(男子C3・日立建機)の出場が予定されていたが負傷により欠場となった。

女子C2クラスの野口佳子はワールドカップでロードレース、タイムトライアルとも連勝中で今シーズン負け無し。昨年9月に行われたパラ・ロード世界選手権の女子C3クラス・タイムトライアルでも優勝を飾ったが、今年3月、C3から、C2へクラス移動となった。心機一転、再び上位進出を狙う。

野口は、パラサイクリング挑戦2年目。2017シーズンからナショナルチームの一員として目覚ましい活躍を見せている。2016年、自転車レース中の落車により重傷を負い、高次脳機能障害と診断され、右脚のまひなどがある。

受傷後、リハビリを経て、日常生活はもとより、自転車競技、さらに現在の所属先でもある薬局チェーンで仕事にも復帰。

普段は薬剤師として働き、スポーツファーマシストの資格も持つ。常々、「必要とされる存在であり続けたい、毎回が勝負」と語り、競技活動に一際強い使命感を感じさせる一方、明るいキャラクターを持ちチームのムードメーカー。再びのアルカンシェル獲得に期待したい。


川本翔大 2018UCIパラ・ロードワールドカップ第2戦オランダ大会

男子C2の川本翔大は7月のワールドカップ第2戦でタイムトライアル6位、ロードレース4位と上位入賞。ともにUCIポイント獲得圏内の10位以内に入った。

自転車競技歴は3年あまり。決して長いとは言えない競技歴ながら、2016年のリオパラリンピック出場や2017年のパラ・トラック世界選手権でのメダル獲得など、密度の濃い競技活動で自転車選手としての成長を遂げて来た。

そんな中、ロードレースでは、レース経験の少なさもあり、展開の中でなかなか脚力を発揮しきれず苦戦を強いられる場面が多かった。しかし、最終スプリントまで先頭集団で走りきった第2戦の結果は、少なからず自信に繋がった様子。

「最終スプリントまで行けてレースを楽しむ事ができました。フルメンバーの世界選手権でも一桁の順位を目指したい」と意気込みを語った川本の男子C2クラスは、男子C3と並び選手層が厚く、Cクラスの激戦区。

よりシビアなメンバーとの一戦となる世界選手権でどこまで実力を発揮出来るか。今後を見据えて、結果も内容も大きな意味を持つ戦いになりそうだ。


藤井美穂 2018UCIパラ・ロードワールドカップ第2戦ベルギー大会

このほか、野口と同じ女子C2クラスに出場する藤井美穂も近況モチベーションの高さが伺え、着実に力を伸ばしている。男子視覚障害クラスの木村和平・パイロット倉林巧和のペアは、ロード世界選手権初出場。男子視覚障害は最も競技レベルの高いクラスの一つで、上位は平坦25km前後のロードTTをアベレージ49~50km/hで走りきる。

ポイント圏内の10位以内を目標にどこまで食い込めるか注目だ。大会は現地2日開幕、タイムトライアルから競技が始まる。


木村和平・パイロット倉林巧和 2018UCIパラ・ロードワールドカップ第2戦ベルギー大会

※パラサイクリングは、選手の障害の種類や程度ごとに競技を行う。Bクラスは視覚障害の選手が二人乗りのタンデム自転車で競い、自転車操作を担うパイロットは健常者が務める。Cクラスは、一般的な競技用自転車で競い、数字は障害の程度ごとに分けられた競技クラスを指す。数字が小さい程、パフォーマンスに与える障害の影響が大きい(≒障害の程度が重い)とされている。

競技スケジュール(UCIサイト)

エントリーリスト※7月18日時点のもの(UCIサイト)

Photo:JPCF/Ayako KOITABASHI
Text:Ayako KOITABASHI

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