吉村樹希敢の3連覇が途絶えアジアタイトルは松下、池上に託される BMXレースアジア選手権
26日、タイ・チャイナート県で開幕したBMXレースのアジア選手権。大会2連覇中の吉村樹希敢は、練習中の落車でリタイヤとなり、3連覇への道が途絶えることになった。その他、エリートカテゴリーの吉井康平、ジュニアの島田遼もアジア特有の癖のあるコースでコントロールを失い転倒して、予選を通過することができなかった。
度重なるアクシデントに襲われたチームジャパン。エリート男子で予選を通過した松下巽、池上泰地にアジアタイトル獲得にむけて望みを託すことになった。
以下、JCF(日本自転車競技連盟)のプレスリリースより、三瓶将廣コーチの事前レポートの抜粋
━━━━━━━━━━━━━━━━
本日5月26日、タイ・チャイナート県にて2018年BMXアジア選手権大会が開幕し、初日の予選が行われました。
日本チームはアジア独特の荒れたコースコンディションに苦戦し、朝のオフィシャルプラクティスから負傷者が続出する波乱の幕開けとなりました。
エリート男子クラス大会2連覇中の吉村樹希敢は、今大会コース最大のジャンプを飛び出した際、柔らかくなった路面にタイヤが埋まり前転、レースリタイアを余儀なくされました。
また昨年ジュニア男子にて3位入賞し、2年目となる今大会にてタイトルを狙っていた島田遼も、同セクションにて転倒し、来週に控える世界選手権大会へ向けて欠場の選択となりました。
残されたメンバーにて挑んだ予選は、エリート男子にて松下巽と、池上泰地が順当に勝ち上がり明日の決勝へ進出しました。昨年3位入賞の吉井康平は、昨日の転倒での負傷箇所が響き、予選通過はなりませんでした。
ジュニアは男女ともに参加者全員が予選を通過し、明日の決勝にてタイトル獲得を目指します。またチャレンジカテゴリーへ参加した男子6名、女子1名も予選を勝ち上がり、明日の決勝へ向けて最終調整を行います。
暑さはもちろん、日々変わるコースコンディションに苦戦をしていますが、明日の決勝1本勝負へ向け、戦略的にタイトル死守のサポートをしていきます。
(BMX強化コーチ 三瓶)
【日本代表選手 予選結果】
[男子エリート]
松下 巽 予選 2位通過
池上 泰地 予選 4位通過
吉井 康平 予選 12位 不通過
吉村 樹希敢 欠場
[男子ジュニア]
増田 優一 予選 3位通過
中井 飛馬 予選 4位通過
島田 遼 欠場
[女子ジュニア]
丹野 夏波 予選 1位通過
永禮 美瑠 予選 2位通過
早川 優衣 予選 4位通過
[男子ユース]
橋本 颯馬 予選 2位通過 (男子15-16歳クラス)
中林 凌大 予選 3位通過 (男子15-16歳クラス)
早川 敦哉 予選 5位通過 (男子15-16歳クラス)
滝口 怜弥 予選 6位通過 (男子15-16歳クラス)
澤畑 琉 予選 2位通過 (男子14歳クラス)
木内 彪凱 予選 1位通過 (男子13歳クラス)
[女子ユース]
野村 凪沙 予選 4位通過 (女子15-16歳クラス)