Jプロツアー第5・6戦、UKYOのアベラストゥリがスプリントで連勝
4月23.24日、群馬CSCで開催されたJプロツアー第5・6戦は両レースとも最終スプリント勝負となり、ジョン・アベラストゥリ(Team UKYO)が圧巻のスプリントをみせ連勝。同時にツアーリーダーの座を手にした。
スペインのトップチームでも活躍したアベラストゥリがツアーリーダーに
Jプロツアー第5・6戦の舞台は群馬CSC。JBCFとして初となる同一会場でのロードレース2連戦となり、初日は84kmのロードレースが行われた。
距離も短いことから序盤から各チームがアタックを繰り返す。マトリックスパワータグ、Team UKYO、宇都宮ブリッツェン、愛三工業レーシングチームがその中心に。
満開の桜のもとレースはスタート
序盤、各チームのアタック合戦が続く
数人から30人規模の逃げができるが、最大でも30秒ほどの差をつけるのみでことごとく逃げは吸収される。レースは終盤になっても攻防は続くが、それでも集団のまま。そして迎えた最終周回、40名ほどの先頭集団が心臓破りの坂を越えてフィニッシュへ。
最終周回の心臓破りの坂は中根英登(愛三工業レーシングチーム)がペースを上げる
大集団でのゴールスプリントは集団中央から別格の速さで抜け出したジョン・アベラストゥリ(Team UKYO)が先頭でフィニッシュラインを通過し優勝。アベラストゥリがリーダージャージを手にし、チームリーダーはTeam UKYOの手に戻った。
圧巻のスプリントをみせたアベラストゥリ
Jプロツアー第5戦 群馬CSCロードレースDAY1(84km)結果
1位 ジョン・アベラストゥリ(Team UKYO)1時間58分20秒
2位 黒枝士揮(愛三工業レーシングチーム)
3位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)
4位 野中竜馬(KINAN Cycling Team)
5位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)
6位 畑中勇介(Team UKYO)
<群馬2連戦DAY2。再びアベラストゥリが桁違いのスプリント力を魅せつける>
群馬連戦の2日目は1周6kmの群馬CSCのコース、20周で争われる120kmのロードレース。戦いは序盤からのアタック合戦で13名が逃げる展開に。
メンバーは宇都宮ブリッツェン、愛三工業レーシングチーム、マトリックスパワータグ、那須ブラーゼンなど。Team UKYOはこの逃げに乗せておらず、差が3分半を超えた10周目からメイン集団のコントロールを開始する。
2日目は120kmのレース
Team UKYOがチーム全員で追走を開始する
Team UKYOはスプリンターのエース、ジョン・アベラストゥリのために全員で集団をけん引し、難しいと思われたタイム差を縮めていく。
いっぽうで先頭集団は最終周回まで逃げ続けたが最後まで残っていた堀孝明(宇都宮ブリッツェン)もラスト3kmで吸収され集団スプリントへ。
ラスト50mで吉岡直哉(那須ブラーゼン)が先行するが前日の覇者アベラストゥリが爆発的な加速で抜け出して優勝。Team UKYOは桁違いのスプリンター、アベラストゥリで群馬連戦に勝利し開幕から5戦で3勝と序盤から波に乗る。
ジョン・アベラストゥリ(Team UKYO)が群馬2勝
Jプロツアー第6戦 群馬CSCロードレースDAY2(120km) 結果
1位 ジョン・アベラストゥリ(Team UKYO)2時間55分12秒
2位 吉岡直哉(那須ブラーゼン)
3位 中根英登(愛三工業レーシングチーム)
4位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
5位 畑中勇介(Team UKYO)
6位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
Jプロツアーリーダー ジョン・アベラストゥリ(Team UKYO)U23リーダー 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
【文・写真提供:JBCF 一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟】