チームジャパン惜敗。アジア選手権ロードレース、新城幸也が銀、別府史之が銅メダル

Posted on: 2016.01.24

1月24日、アジア選手権ロードレース最終日。エリート男子ロードレースが行われ、日本チームはレースを支配したものの、レース終盤、香港のチェン・キンローに独走を許し、新城幸也(ランプレメリダ)が2位、別府史之(トレック・セガフレード)が3位という結果に終わった。

<チームジャパン惜敗。新城が銀、別府が銅。アジア選手権ロードハイライト映像>


エリート男子表彰台

日本チームは新城・別府・内間康平(ブリヂストンアンカー)・畑中勇介(チーム右京)の4名が出走。18日には全員が顔を揃えチームワークを高めレースに臨んだ。

13周回、154.7kmの予定でレースはスタート。開始とともに2名の逃げが容認されるが、メイン集団内は落ち着かず散発的なアタックが繰り返され、すぐに逃げを吸収。強風の吹く、海岸線沿いのコースで激しいレースが続いていった。


強風が吹き付け中レースは進む

レース中盤、主導権を握りたいイランチーム2名が飛び出し1分近くリードを築く中、強風・低温によるレースの影響が考慮され3周回レースの短縮が決定。日本チームは急な距離変更に対応するため、ハイペースで先頭を追い吸収。そのタイミングでチャン・キンローがカウンターアタックを決め、残り3周回をきったところで独走を開始した。


追走する新城


メイン集団内の別府

逃げるチャンを捕まえようと新城がメイン集団から飛び出し、一人追走。メイン集団では別府が控え、逃げとスプリント、どちらかでの勝利を想定しレースを進めて行く。新城とチャンとのタイム差は10秒から20秒で推移。最終周回では5秒差までチャンとの差をつめる場面もみられたが一歩及ばず、チャンが金メダルを獲得した。


独走優勝を決めたチャン

レース後新城は「距離の変更がレース中に起こったことは正直影響もなかったとはいえない。しかし風の中で追走していく自分の力不足も感じた。金メダルを取れなかった事は本当に残念。ナショナルチームとして今度はオリンピック・世界選手権で挽回したい」と語った。

【アジア選手権4日目 結果】
<エリート男子 ロードレース(119km)>
1位 チェン・キンロー(香港)      3時間25分34秒
2位 新城幸也(ランプレ・メリダ)    +6秒
3位 別府史之(トレック・セガフレード) +4分38秒
DNF 内間康平(ブリヂストアンアンカー )

DNF 畑中勇介(チームUKYO) 

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