ブエルタ第6ステージ 新城は逃げを狙うも決まらず「どこかでチャンスを狙いたい」

Posted on: 2015.08.28

ブエルタ・ア・エスパーニャは8月27日、第6ステージが行われ、オリカ・グリーンエッジのエステバン・チャベス(コロンビア)がステージを制し、2勝目。また、新城幸也は、逃げを宣言していたものの激しいマークで決まらず。ゴール前でアシストをこなし、70位でレースを終えている。


中盤、集団の中でカメラに笑顔を見せる新城(Photo Miwa IIJIMA)

第6ステージは乾燥した土地に広がるオリーブ畑の丘陵地帯を東に進む200.3kmのコース。新城はスタート直後から自らアタックするなど何度も逃げを試みるが、他チームがそれを許さず、新城が逃げに乗ることはできなかった。

長いアタック合戦の末、70km過ぎにチームヨーロッパカーのセリル・ゴチェを含む6人の逃げが形成され最大5分程度のタイム差でレースが進む。最高気温は44度。厳しい暑さが選手たちを苦しめた。


中熱風が吹くオリーブ畑の中を進む集団(Photo Miwa IIJIMA)

終盤の3級山岳に入り、逃げる6名のうち残ったのは5名。しかし、9kmを切り、集団へ吸収されて行く中、スティーブ・クミングス(イギリス、MTNキュベカ)が粘り、逃げ続ける。それでも、ゴールまで駆け上がるラスト2km、最大17%の激坂区間で吸収され、いっきに集団は崩壊。

この坂でアタックをしかけたエステバン・チャベスが後続に追いつかれぬまま山頂ゴールをトップでフィニッシュ。ステージ2勝目を飾った。新城はチームの山岳エース、ローマン・シカーの位置取りを助け、2分43秒遅れの70位でゴールした。

レース後の新城は「今日は、逃げることができずに残念だったが、エースのローマン以外のチームメンバーが誰かが必ず逃げに入ると言うことで、全員で動いたのでセリルが逃げに入れて良かった。

登りがかなりきつい登り坂と言うことはわかっていたので、登りのエースのために位置取りなどの仕事はできた。狙っていただけに、脚の調子はとても良かったのに、全力を出せずに終わってしまった。また、どこかでチャンスを狙いたい。

今日は暑すぎた。ボトルの水もすぐにお湯になってしまうので、一人20本くらいは使用したと思う。これがヴエルタの暑さだと実感した。」と語った。

第7ステージは中盤に3級山岳、そしてゴールは1級の山頂ゴールの191.1kmの山岳ステージ。ゴールまで18kmの登りに加え、一部ダートの区間もある厳しいコース設定となる。


第7ステージコースプロフィール

(記事:TeamEuropcar  Miwa IIJIMA)

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