ブエルタ第4ステージ 新城はゴール勝負に絡めず61位「コンディションは日に日に良くなっている」
ブエルタ・ア・エスパーニャは8月25日、第4ステージが行われ、モビスターのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)が上りスプリントを制した。また、新城幸也は、レース中盤のペースアップに脚を使ってしまいゴール勝負には絡めず、61位でフィニッシュしている。
序盤のゆるかやな登りでカメラに向かって笑顔を見せる新城(Photo Miwa IIJIMA)
第4ステージはアフリカ大陸にもっとも接近するスペイン最南端の海岸をかすめながらの長丁場213kmのコース。コースプロフィール上は平坦基調のステージ。
新城はレース終盤の動きに備えるようにとチームから指示が出ていたため、自ら動くことはせず、序盤から形成された6名の逃げにはチームメイトのベテラン選手ジミー・アングルヴァンが入る。
レース中盤、コースマップでは見えない細かなアップダウンと予想通りの海風の強さが、選手たちを苦しめる。
粘りを見せた6人の逃げグループも崩壊しながら集団に吸収され、その後ゴールスプリントに備える大集団には予想に反した急勾配の上りが現れ、一気にばらけてしまう。そして山頂ゴールのような様相を呈すなか、新城は1分39秒遅れの61位でフィニッシュ。
レースはゴール前の上りで絶妙なタイミングで飛び出したアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)が制した。
ゴール勝負には絡めなかった新城(Photo Miwa IIJIMA)
レース後の新城は「今日は予想以上にゴール手前の勾配がきつく、簡単なフラットステージではなかった。途中も横風が強く140km地点からの海沿いは注意していた。ペースもすごく上がり、位置取りに脚を使ってしまい、最後にゴール勝負する力が残っていなかった。
しかし疲れもたまっていないし、日に日にコンディションが良くなっているので、明後日ぐらいには逃げに乗るのは良いかもしれない」と語った。
第5ステージも平坦基調だが、ゴールまでラスト1kmを駆け上がる167.3kmのコースとなる。
第5ステージコースプロフィール
(記事:TeamEuropcar Miwa IIJIMA)