タンデム鹿沼・田中ペアがアジア初の快挙!障がい者自転車世界選で金メダル獲得

Posted on: 2014.08.31

28日にアメリカ・サウルカロライナ州・グリーンビル市で開幕した、2014パラサイクリング(障がい者自転車)世界選手権は、29日、大会2日目を迎え、女子視覚障害タンデムクラス・ロードタイムトライアルで、鹿沼由里恵選手(メットライフ生命)・田中まい選手(日本競輪選手会)のペアが優勝し、金メダルを獲得した。

女子視覚障害タンデムクラス・ロードタイムトライアルは、グリーンビル市郊外の周回コース(8.3km)を3周回し、ゴールまでのタイムを競い合う競技。

日本チームの鹿沼・田中ペアは1周目で、ニュージーランドペアから僅か1秒差の2位で通過すると、その後ペースを徐々に上げ、結果的に2位に51秒の大差をつけて優勝した。

視覚障害タンデムクラスは、2人乗りのタンデム自転車を用いて、視覚障害の選手が後ろ、健常の選手が前(パイロット)でペアを組み、競技を行う。

パイロットをオリンピックのメダリストが務めるなど、世界的にレベルの高い種目とされている中、鹿沼・田中ペアが、アジア人として初めてロード種目で金メダルを獲得した。

■鹿沼由理恵選手(視覚障害)のコメント
「スタートから慎重にペースを守り、ゴールまで全力で走り切ることができました。パイロットの田中さんと優勝することができ
て、嬉しさも2倍です。」

■田中まい選手(パイロット)のコメント
「コーチの方、スタッフの方のサポートのもと、鹿沼さんと力を合わせて最後まであきらめずに全力で走り切ることができました。結果、優勝することができて最高に嬉しいです。」

その他、男子機能障害C3クラスで、藤田征樹選手(日立建機)が8位入賞、女子機能障害C2クラスで藤井美穂選手(鉄道弘済会)が7位入賞した。

【情報・写真提供:一般社団法人 日本パラサイクリング連盟】

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