ジロ第11ステージ M.ロジャースが下りアタックを決め難関ステージを制する
レース序盤から激しいアタック合戦が繰り広げられたジロ・デ・イタリア第11ステージ。ゴール手前の下りでアタックを決めた、マイケル・ロジャース(オーストラリア/ティンコフ・サクソ)がステージを制した。
チームメイトと固まって、ジェノバの海岸線を走る新城(Photo Miwa IIJIMA)
第11ステージ コースプロフィール
第11ステージは、249kmの長丁場に2か所の2級山岳、さらに海岸線の細かいアップダウンと街を抜けるテクニカルなコースレイアウトの難関ステージ。
序盤からアタック合戦を繰り返され、集団のペースは予想通過時刻をはるかに上回るハイスピードとなり、落車が多発。集団は全く気の抜けない時間が続く。
最初の2級山岳を第2集団で超えていく新城(Photo Miwa IIJIMA)
レースは中盤に差し掛かり、チームヨーロッパカー3名の選手を含む14人の先頭集団が形成された後、下りで追いつかれ、落車で集団が分裂するなど、めまぐるしくレース展開が変わっていった。そうした中、最後の2級山岳に入ってから飛び出したマイケル・ロジャース(オーストラリア/ティンコフ・サクソ)が、後続集団の猛追を退け、逃げ切り優勝を飾った。
優勝したマイケル・ロジャース(Photo Miwa IIJIMA)
落車に巻き込まれることなく、161位でレースを終えた新城はレース後に「長い一日だったけど、落車も多かったし、展開がいろいろあって全く気の抜けないレースだった。怪我の痛みはだいぶ良くなったけど、調子はまだまだ回復していない。ニューマシンのポジションもちょっと気になるところがあるので、自転車を変えてみようかな。」と語った。
第12ステージは、スタートから緩やかな上りが14km続き、その後下り基調の区間を経て、後半は小さな丘を越える41.9kmの個人タイムトライアルとなる。
【第11ステージ結果】
1位 マイケル・ロジャース(オーストラリア/ティンコフ・サクソ)
2位 サイモン・ゲシュケ(ドイツ/ジャイアント・シマノ)
3位 エンリーコ・バッタリーン(イタリア/バルディアーニCSF)
4位 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ/ベルキン)
5位 ジャンルーカ・ブランビッラ(イタリア/オメガファーマ・クイックステップ)
93位 別府史之(日本/トレックファクトリーレーシング)
161位 新城幸也(日本/ヨーロッパカー)
【個人総合優勝】
1位 カデル・エヴァンス(オーストラリア/BMCレーシング)
2位 リゴベルト・ウラン(コロンビア/オメガファーマ・クイックステップ)+57”
3位 ラファル・マイカ(ポーランド/ティンコフ・サクソ) +1‘10”
4位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア/AG2Rラモンディアール)+1‘20”
5位 スティーブ・モラビート(スイス/BMCレーシング) +1‘31”
【大会オフィシャルページ】
http://www.gazzetta.it/Giroditalia/2014/it/index.shtml
(記事:TeamEuropcar PR Manager Miwa IIJIMA)