バスク一周第5ステージ 新城幸也は山岳でアシストに回り57位「自分のできることをした」
スペインで開催中のブエルタ・アル・パイスバスコ(UCIワールドツアー)は11日、第5ステージが行われ、ベン・スイフト(ドイツ、チームスカイ)が少人数に絞られた集団スプリントを制してステージ優勝。新城幸也(チームヨーロッパカー)は12分48秒遅れの57位でフィニッシュした。
サコッシュを受け取り補給所を通過する新城(Photo Miwa IIJIMA)
最終ステージの個人タイムトライアルを前に、この日の第5ステージは小雨交じりの肌寒い天候の中、序盤から区間優勝を狙うチームが火花を散らす。
第5ステージ コースプロフィール
新城は、最後の上りを集団で超えればチャンスがあると考え、じっと我慢しながら集団で3級の山岳をこなしていくが、足の状態から、このままでは1級山岳に入って自分が残れる可能性が少ないと判断し、新城は、山岳に強いチームメイトたちのアシストにまわる。
1級山岳を登る新城
新城は1級山岳の上り口でチームメイトのために位置取りをし、その後は中盤のグループでゴールまで走り切り、12分48秒遅れの57位でゴールしている。
12分48秒遅れの57位でゴールした新城
レース後、新城は「走り出し、今日は優勝争いに絡める足(コンディション)ではないと感じたので、自分のできることをした。しかし、こういう時もきちんと前の集団に残れる登坂力が必要だと感じた。明日のタイムトライアルは監督と相談して走り方を決めたいと思う。」と語った。
最終ステージは6%ほどの上りを2つ登って下る25.9kmの個人タイムトライアル
(記事・写真:MIWA Iijima)