ランニングバイク連盟「前編:ストライダーからBMXへ!2人の世界チャンピオンが新たな道を切り拓く」
ランニングバイクは、幼児がバランス感覚と脚力をはじめとした身体能力を高めるのにとても適している遊具といえる。
日本で人気に火が付き始めた2011年ごろからランニングバイクを楽しみ、乗りこなしてきた第一世代とも言える子ども達は今、自転車、サッカー、陸上、水泳、野球、その他様々なスポーツで、ランニングバイクで培った能力を活かしている。
中でも際立った活躍をしている2人のキッズがいる。
先日発表された、2014年BMX世界選手権大会の日本代表。その中の8歳カテゴリー代表の岸龍之介くんと、7歳カテゴリー代表の古家詩音くんは、フロリダで開催されるストライダー(ランニングバイク)世界選手権の2011年度、2012年度の世界チャンピオンであり、数々の大会の優勝経験者だ。(JBMXF2014世界選手権代表選考通過者はこちらから)
龍之介くんは、3歳からランニングバイクに乗り、同じ頃BMXにも乗り始め、緑山のレースに出始める。4歳の終わりにはストライダーカップに初出場し、初優勝。その後、フロリダでの「第1回ストライダー世界選手権」を含む8戦全てで勝利をおさめ、多くのキッズの憧れの対象となった。
6歳になる直前に出た最後の大会では、秩父滝沢サイクルパークのBMX本コースで、体重移動によるプッシュ・プルを披露し、足で蹴って進むランニングバイクの常識を覆した。
この走りに会場中はどよめき、その後も日本のみならず世界のストライダー関係者に語り継がれている。その時の映像がこちら。
詩音くんは、4歳でランニングバイクをはじめ、数ヶ月後に初優勝。2012年は出場する大会すべてで表彰台にのぼり、数々の優勝を果たしてきた。
自転車に無縁の家庭で育ったが、ランニングバイクの大会を通じて知ったBMXに興味を持った詩音くんは、秩父で龍之介くんのプッシュ・プル走行に衝撃を受け、5歳でBMXを本格的にスタートする。
詩音くんの強みはスタートからゴールまで落ちないスピードと諦めない心で、その姿に影響を受けた子も多く、最後のストライダーカップの逆転劇では多くの感動を呼んだ。
【動画ファイナルラウンド】