G1第64回高松宮記念杯競輪 成田和也が自身3度目のG1タイトルを獲得

Posted on: 2013.06.16

6月16日、大阪府岸和田競輪場でG1第64回高松宮記念杯記念杯が行なわれ、福島の成田和也が、昨年3月の日本選手権での優勝以来3度目のG1タイトルを獲得した。

優勝した成田和也(福島・34歳)

決勝前日、大雨に見舞われた準決勝。成田は、ロンドン五輪代表、福島の新田祐大と連携し、脇本雄太(福井・24歳)、深谷知広(愛知・23歳)といった、勢いのある若手先行選手たちを力でねじ伏せ、ワンツーフィニッシュ。新田と共に決勝に勝ち上がった。

破壊力ある先行で、今シリーズ抜群の存在感をみせていた新田祐大。決勝では、主導権を握ることが確実視される中、成田にとっては2番手をいかに死守し、仕事をするかが最大のポイントとなった。

そして決勝。周囲の予想通り、新田が先頭で迎えた残り1周。後方から怒涛のように先頭に襲い掛かる京都の藤木裕を、新田の2番手に構える成田が渾身のブロック。

新田が先行体制に入ると、その強烈なスピードで後続は一列棒状となる。そして勝負の4コーナー、逃げる新田と成田の一騎打ちとなり、ゴール前でわずかに交わした成田が勝利。自身3度めのG1タイトルを獲得し、3年連続となる競輪グランプリ出場を確定させた。

優勝した黒の2番車成田と紫の9番車新田との差は1/2車輪差

【GⅠ第64回高松宮記念杯競輪 結果】
優勝 成田和也(福島・34歳)
2着 新田祐大(福島・27歳)
3着 伏見俊昭(福島・37歳)

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