新城幸也からリポートが届き、６月23日に大分県で行われる全日本選手権出場への決意と、ツール・ド・フランスに出場するメンバーのセレクション状況が報告された。新城は18日に帰国し大会２日前の21日現地入りする。強行スケジュールの中で、日本のファンに勇姿を見せ、優勝したいと意気込みを語っている。

ツールドフランスの舞台となるアルプスを試走した新城　　photo　Miwa IIJIMA

ーーーー以下、新城サイドによる報告

昨日、16日までのツール・ド・ルクセンブルクを走り終え、全日本選手権ロードレース参戦のため、新城は明日帰国いたします。本来であれば、「ツール・ド・フランスのメンバー決定」というご報告も合わせてさせていただきたいのですが、チーム発表が先送りになっている状態です。

もし、新城がツール・ド・フランスに出場できることになりましたら、27日にはスタートの地、コルシカ島に万全の状態で入らなければいけないということもあり、23日に大分での全日本選手権参戦は、非常に厳しいスケジュールになるというチーム監督たちの判断から、ぎりぎりまで調整を重ねましたが、本人の強い希望で参戦を決意いたしました。

「全日本選手権への参戦は、今後のレーススケジュールを考えると、かなりハードになることは分かっているので、正直迷っていました。今年のコースは非常にきついコースとも聞いているし、直前に帰国して、時差ボケや日本特有の蒸し暑さの中、自分がどれだけ走れるだろうという不安もありますが、いつも応援してくださっている日本のファンの皆さんの前で走れる数少ない機会ですし、自分の走りを楽しみにしてくれている方がいるということを感じ、参戦を決意いたしました。日本チャンピオンジャージを着て、ツール・ド・フランス100回記念大会に出場できれば最高ですね!」と、新城はこの出場に際し語っています。