まもなく開幕! ロンドンパラリンピックに挑むもう一つの自転車ニッポン

Posted on: 2012.08.17

日本史上最多のメダル獲得数で幕を閉じたロンドンオリンピック。しかし2012年ロンドンの夏はまだまだ終わらない。熱戦は、障害者スポーツの祭典「パラリンピック」に引き継がれる。8月17日、開幕を直前に控えた障害者自転車競技・パラサイクリングの日本代表チームは、静岡県・伊豆修善寺の日本サイクルスポーツセンターで渡英前の最終調整に入った。

翌日からの合宿を前に17日夜は壮行会が行われ、関係者らが代表選手たちを激励しました。パラサイクリングの日本代表選手は4選手。北京パラの金メダリスト石井雅史選手、同じく銀メダリスト藤田征樹選手、前回は種目別の最高成績第4位とメダルまであと一歩だった大城竜之選手、そして2人乗りのタンデムで競技を行う視覚障害クラス・大城選手のパイロットで現役S級競輪選手の伊藤保文選手。障害がある選手とともにプロ競輪選手がパラリンピックの舞台に立つのは伊藤選手が初めてのこと。

大城・伊藤ペアは8月30日からのトラック競技に、石井選手、藤田選手はトラック競技と9月5日からのロードにも出場する。世界新記録連発だったオリンピックの自転車競技同様、パラサイクリングの競技レベルも4年前とは比べ物にならないほど上がっており、メダル獲得は決して容易なことではないが、こちらのチーム自転車ニッポンも表彰台を目指し全身全霊で4年間の思いをぶつけてくれることだろう。

最終合宿は22日まで。選手団は25日にロンドンに渡る。合宿の模様と大会直前の選手たちの表情は後日シクロチャンネルにアップ予定。引き続き、自転車ニッポンを応援していきたい!






取材:小板橋彩子(シクロチャンネル)

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