2011ジュニア世界選手権トラック 4日目リポート

Posted on: 2011.08.21

2011ジュニア世界選手権トラック4日目。この日最初の種目として行われた男子個人追い抜き(3km)には、日本から黒瀬耕平(岡山・中央大学)が出場。自己ベスト(3分32秒)の更新を目標に予選タイムトライアルに臨んだ。しかし序盤からなかなかペースが上がらず精彩を欠き、ゴールタイムは3分35秒542。参加41人中36位の成績でレースを終えた。この予選でトップタイムを出したのは、韓国のパク・サンフンでタイムは3分19秒112。パクは決勝でも対戦相手のドイツのシャフナーにおよそ1秒の差をつけて快勝、ジュニア世界チャンピオンの座に着いた。

◯黒瀬耕平
良い緊張感でトライアルに臨んだのですが、最初から足が重く途中でダメだと思いました。ギアの重さに負けていた感じです。大学に行ってタイムが出せなくなっているので何か練習方法を考えないと・・・。

夜の部で行われた男子ポイントレース(24km)には、日本から久保田元気(福島・日本大学)が出場した。久保田は序盤からポイント獲得に動くものの展開スピードの速さに翻弄され体力を浪費。結局5回目のスプリント周回で1ポイント獲得したのみでゴールを迎えることとなった。成績は18位。レースは、集団ラップに成功した8人による混戦となり、結局ドイツのウェンシュタインが金メダルを勝ち取った。

◯久保田元気
ドイツでロードレースを走ったあと直接モスクワ入りしたので、やはり疲れが抜け切れていない感じでした。レースでは序盤でポイントを獲るチャンスが何度かあったのですが活かし切れませんでした。レーススピードが速く後半は集団について行くのがやっとでした。

男子スプリントはこの日、準決勝と決勝が行われた。優勝したのは、イギリスのジョン・ポール。準決勝で200mF.T.T.のジュニア世界記録保持者・ドイツのニーデルラーグを2対1で破り、決勝ではフランスのパルマをストレートで下してのアルカンシェル獲得だった。

大会は明日最終日を迎える。日本人選手は男子ケイリンにインターハイチャンピオンの奥村諭志(岡山・岡山工業高校)と同2位の谷口遼平(三重・朝明高校)が出場する。

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