2011アジア選手権トラック2日目 ジュニア男子スクラッチで久保田が金

Posted on: 2011.02.12

 タイ東北部ナコーン・ラチャシーマーで行われている今年のアジア自転車選手権トラック競技2日目。この日も朝から気温が上昇、昼前には40度近い暑さとなった。前日エリート・ジュニア合せて金・銀・銅のメダルを1つずつ獲得した日本は、この日も金メダル1つを含む3つのメダルを獲得した。

まずは午前中に行われたジュニア男子スクラッチ(7.5km)。日本から出場の久保田元気(福島・学法石川高校・17)は序盤から中盤にかけては集団の集散に対応しながらひたすら我慢のレース。そしてレースが最後のスプリント勝負に入る直前の残り5周、集団の動きが牽制でゆるんだスキをみてアタック、ひとり抜け出しに成功した。久保田はそのままゴールまで逃げ切り、今大会2つ目の金メダル(いずれもジュニア)を日本にもたらした。

久保田元気「初の海外戦で初の個人種目スクラッチで金メダルがとれてうれしいです。ラスト2kmで自分から積極的に動いて勝負に出ようという作戦だったのですが、その通りの展開で勝つことができてよかったです」

午後の部に行われた個人追い抜き。ジュニア男子(3km)3-4位決定戦に出場した黒瀬耕平(岡山・岡山工業高校・17)は、マレーシアのスアルディを相手に序盤からリードを徐々に広げる展開。結局最後は10秒近い大差をつけてゴールタイム
3分36秒441で3位、銅メダルを勝ち取った。また、エリート男子(4km)3-4位決定戦に出場した窪木一茂(福島・日本大学・21)は対戦相手ウズベキスタンのツイチェフを2kmを過ぎたところでオーバーラップ(追い抜き)。気合い十分の走りで同じく3位銅メダルを勝ち取った。

窪木一茂「トラックレースでようやくメダルがとれてうれしいです。調子がよかったのでまだまだタイムが出そうな気がしていました。決定戦は自分の力を全て出し切って最後倒れるまでやろうと思ってレースに臨みました。相手のことは考えず、タイムだけをねらって走ったのが勝利につながったと思います」

トラック競技2日目。その他の日本人選手の成績は以下の通り。

・E男子団体追い抜き(4km)予選 窪木一茂 4’25″739 3位
                 西谷泰治
                 元砂勇雪
                 佐々木龍
・E男子ポイントレース 決勝 西谷泰治 39pts. 4位
・E女子スプリント 1/4決勝 中川諒子(5-8位決定戦4位で最終8位)

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