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ツール・ド・フランス2010 新城・休息日会見「スプリンターにはならない」

Posted on: 2010.07.22
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21日は今大会2回目の休息日となった。午前中にトレーニングを終えた新城は、14時半から日本の報道陣を集めて記者会見を行い、大会第2週目の結果について振り返るとともに、残り4ステージへの抱負を語った。

――6位となった第11ステージについて。
「セバスチャン・テュルゴーのスプリントだったんですが、テュルゴーと巡り合えなくて、サーベロの列車に乗っていた。僕は後ろで何かあった時に手伝おうを思ってちょろちょろ見ていました。残り1kmのまっすぐに入ってからは、手伝っても仕方ないので自分で行きました。6位という結果については、僕は残念だったなという感じです。去年の5位も今年の6位も結果からいえば一緒ですね。落車しない位置にいるのは技や力だけれど、運もある。今回前に出られたのも、運が良かったということ。結果からいえば一緒です。優勝してないので」

――スプリンターの方が合っていないか。
「スプリンターとしてやっていくことはないです。大人しくしているのはあまり好きじゃなく、自分からアタックしていきたい方なので。ずっと待っているのがあんまり好きじゃないんです。スプリンターだとスプリントの日は大人しく集団の中にいなければならない。アタックしている方が楽しいです。今はテュルゴーがマイヨ・ヴェール争いの6位にいるので、その順位を上げ(るアシストをし)て賞金もらいます」

――ピレネーの山岳ステージについて。
「今年のピレネーは、そんな画期的にキツいというほどには感じない。昨日も一番ケツでちぎれたわけじゃないので、上りの力は去年よりついているし、楽になっています。逃げに乗って勝負するなら大変ですけど。去年に比べて、今回はマイヨ・ア・ポワ(山岳賞ジャージ:チームメイトのシャルトーが現在トップ)を守るという明確な目標があるので、全然違いますね。ステージ狙って走るより、はるかに生き甲斐を感じます」

――残りの4ステージについて順に意気込みを。
「明日(第17ステージ)はシャルトーのために動くだけです。山岳賞に関係のない8人を逃がすこと。シャルトーが脚を貯めて、最後の上りでちょっとでもポイントを稼いでくれればいいです。関係ない逃げが最後まで行けば万々歳だし、そこにチームメイトが一人でも入っていればチーム的には万々歳です。トマが勝った時(第15ステージ)にも、僕がずっと前で動いていました。上りで決まる逃げには、シャルトーが自分でついて行くしかないですからね。シャルトーが入った逃げが決まれば、それは行ってもらうしかないです。つぶす必要はないです。そこにトマとか入れば楽だし。シャルトーが入れずに、モローが入った逃げが10秒離れたら、上りでもつなぎに行きます」。

山岳賞争いは、2位のクリストフ・モロー(ケスデパーニュ)が15ポイント差でつけており、接戦が続いている。新城はあくまでシャルトーのアシストに徹するつもりだ。

――実質最後の平坦ステージとなる第18ステージについて。
「セバスチャン・テュルゴーのアシスト。コロンビアチームがやる気満々です。天気が荒れない限り普通のスプリントになると思う。第17ステージでスプリンターがリタイアすれば、逃げですよ」

――第19ステージの個人タイムトライアルについて。
「T.T.はタイムアウトにならないように。総合は去年よりいいので、総合を落とさないように頑張ります。最終日のシャンゼリゼはスプリントですよ。逃げません。でも逃げが10人いれば、反応しようかな? 明日(最後の山岳ステージ)を乗りきれば、もう終わりですし、あとは転ばないことですね。今年は転んでいないので、しっかり残り4日間転ばないようにゴールするだけです」

確実に去年より、リラックスしてツールを楽しんでいる新城。最後の山岳ステージとなる第17ステージさえ乗り切れば、2年連続のツール完走は間違いない。逃げきり優勝やゴールスプリントでの勝利のチャンスも、わずかだが残っている。現在ツールを走っているただ一人の日本人、新城幸也に最後まで注目していきたい。

Report: Chiho Iwasa
Photo: Yuzuru SUNADA

※右写真は第9ステージを走る新城

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