ヨーロッパ最終戦となるジロ・デ・ロンバルディアが現地時間16日、イタリア北部のロンバルディア州で行われ、オメガファーマ・ロットのフィリップ・ジルベール（ベルギー＝写真）が２年連続で優勝した。

　ミラノからコモ湖までを結ぶ260キロで競われたこの日のレースは、冷たい雨が降りしきる厳しいコンディション。出走した195名のうち完走はわずか34名だった。優勝したジルベールは、“クラシックハンター”の異名をとるワンデーレースのスペシャリスト。この日は終盤のサン・フェルモ・デッラ・バッターリアの上りでアタックを仕掛け、そのまま２位に12秒差をつけゴールした。今年ジロ・デ・イタリアを制したヴィンチェンツォ・ニバリ（リクイガス）は1分8秒遅れの５位だった。

　
　
＜ジロ・デ・ロンバルディア2010結果＞
優勝：フィリップ・ジルベール（オメガファーマ・ロット） 6時間46分32秒
２位：ミケーレ・スカルポーニ（アンドローニ・ジョカトーリ） +12秒
３位：パブロ・ラストラス（ケスデパーニュ） +55秒
４位：ヤコブ・フグルサング（サクソバンク） +1分8秒
５位：ヴィンチェンツォ・ニバリ（リクイガス） +1分8秒

Photo: Yuzuru SUNADA