安藤隼人「交通教育にゲーミフィケーションを!」

Posted on: 2016.10.31

昨日の地域向けイベント「向ヶ丘感謝祭」で行った自転車教室。10時から15時まで5時間で延べ100名の子供達が参加。

◇子供向け自転車教室@向ヶ丘自動車学校「向ヶ丘感謝祭」
向ヶ丘感謝祭とは、向ヶ丘自動車学校様が年に一度開催する地域住民の皆様との一大イベントで、消防車のハシゴや救急車に乗って記念撮影をしたり、フリーマーケットがあったりと子供から大人まで楽しめるイベントです。

後方確認、左側通行、一本橋、片手走行など7つのセクションを作ってゲーム化。コースのルール説明資料を事前に配り、必ず保護者と確認させスタート。全てをクリアーしたら、すぐに顔写真付きの自転車運転免許証を発行。クリアーできなかった場合は、なぜ免許発行に至らなかったかのチェックシートを渡し、それを自宅でも保護者に交通教育ができるような内容に。

これは、子供の教育だけでなく保護者(特に電動チャリのママたち)への教育も考慮の上。一番多い子で4回目でクリアー。クリアーする為に400円の投資。でも、保護者も納得、子供も楽しく、私たちもHappy!!

無料でも集まらない自転車教室や、自治体が予算をつけ、数十名しか集まらない自転車交通教育より遥かにマシだったと思う。有料だけど、ご褒美(顔写真入り免許証)があるからルール守るように走るんですよ。

有料だから、メチャメチャ集中して走って、それで失敗して悔しい思いをして、親にお願いしてもう一度やらせてくれとお願いして、できた時の喜びを褒められ、子供も自身がついて、その姿を見た親が喜んで、有料でも納得するんですよ。

「子供だから無料」とかの考え方辞めませんか。子供だからこそ、中身のあるコンテンツを作れば、親や爺じ婆ばが納得して支出するわけですよ。そして、自分たちも襟をただして自転車に乗ろうとする(ハズ)

もちろん、今回の1万円の売り上げで、準備と2名の人件費を考えたら赤字ですが(汗w)。

収益モデルとして成り立たないと継続できないし、自治体やJKAの補助金に頼っていたら自転車界の未来はないですよ。トップの選手が食べれない、辞めた選手がコーチになって食べれないスポーツに未来はないですよ。

興味がある方は一緒にやりましょう!まあ居なくても勝手に突き進みますがねw

AUTHOR PROFILE

安藤 隼人 あんどう はやと/1979年生まれ。鹿児島県出身。鹿屋体育大学体育スポーツ過程修士卒業。鹿屋体育大学自転車競技部元主将。オリンピック選手などのアスリートに対するトレーニング指導をはじめ、海外高所登山者への高所順応指導が専門。2013年にプロコーチとして独立。スマートコーチング主宰。 ◆筆者の公式ブログはこちら ◆スマートコーチングHPはこちら ◆スマートコーチングFacebookはこちら

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