アジア大会 BMXレーシング中井飛馬が優勝 日本勢2大会連続の金メダル
中国・杭州で開催されているアジア競技大会は、10月1日、BMXレーシング競技が行われ、日本から出場した中井飛馬(なかいあすま)が優勝。日本勢2連覇を達成した。
photo:JCF
女子代表の畠山紗英が直前のワールドカップで怪我を負い不参加となり、日本から唯一の出場となった中井飛馬。
2021年、新設されたU23カテゴリーでワールドカップシリーズ3勝を果たして年間王者に輝き、続く、昨年2022年の世界選手権ではU23カテゴリーで銅メダルを獲得。
そして、世界トップレベルの実力と経験をもって挑むこととなったエリートカテゴリー1年目の2023シーズン。
パリ五輪出場枠のかかった重要な戦いが控える中、中井は昨年末に負った怪我の影響が長引き、シーズンインが遅れてしまう。ようやく復帰の目処がついた中で挑んだ6月のワールドカップだったが、再び怪我のアクシデントが襲う。
思うようにコンディションがあがらないまま迎えた、7月の全日本選手権では、好調の増田優一に敗れて2位。
さらには、その直後に行われたアジア選手権では、上位争いをするものの最終コーナーで失速し、表彰台にすら上がることができなかった。
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世界挑戦につきまとう試練と戦いながら、それでもシーズン後半にむけて一つ一つ準備を重ねて挑んだ今回のアジア大会。
予選のシーディングランを3位で通過し、モト(3回の予選レース)も安定した走りで第2組の首位で決勝に進出。
迎えた決勝。対戦メンバーには7月のアジア選手権を制したタイのコメットも名を連ねるなか、中井はスタートから先頭に出ることに成功。
その後、コメットが最後の最後まで食い下がる展開となったが、中井がきっちり抑え込んで優勝。アジア選手権のリベンジを果たし、自身初の金メダルを獲得した。
前回大会、長迫吉拓(現トラック競技日本代表)の金メダル獲得に続き、日本勢として2連覇を達成した。
決勝フィニッシュ photo:JCF
表彰 photo:JCF
▷中井選手のコメント
「アジア大会という大舞台で、少し緊張はしていました。決勝も、上手くスタートができませんでしたし、危うい部分もありながらでしたが、最後まで何とか持ちこたえてギリギリまとめることができました。
今は、ホッとしていますし本当に嬉しいです。この1年くらい、ケガもするし、調子も良くないし、本当に良いことなかったのです、これで少しは報われたと思います。いつもサポートしてくれるメンバーにも多少は恩返しできたと思います。この勝利が今後に向けて、更なる弾みになりと良いと思います。」
【男子BMXレーシング 結果】
1位 中井飛馬(日本) 37.542
2位 SUKPRASERT Komet (タイ) +0.936
3位 COO Patrick Bren (フィリピン) +1.534
情報・写真提供:JCF日本自転車競技連盟