アジア大会 MTBクロスカントリーで沢田時が3位 3度目の挑戦で念願のメダル獲得
中国・杭州で開催中の第19回アジア競技大会は25日にマウンテンバイク・クロスカントリー競技が行われ、沢田時が3位に入り銅メダルを獲得。自身3度目のアジア大会で念願のメダルを獲得した。女子の小林あかりは、厳しい環境下でのレースにコンディションを崩し1周目終了時点でバイクを降りてリタイアとなった。
photo:JCF
■男子クロスカントリー
14名が出走したMTBクロスカントリー男子。日本代表の沢田は、1周回目は上位2名に食らい付いてレースを進めたものの、2周回目以降は遅れをとり単独走となる我慢の展開となったが、マイペースを維持して最後まで粘り切り、3位でフィニッシュ。銅メダルを獲得した。
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【MTB クロスカントリー男子 結果】
(25.5km(スタートループx0.8km+5周回x4.94km)
1位 MI Jiujiang(中国) 1:32:37 +0.00
2位 YUAN Jinwei(中国) 1:35:49 +3:12
3位 沢田 時(日本) 1:40:27 +7:50
▷沢田選手のコメント
「今回3度目の出場で、過去2 回はメダルを獲れず悔しい思いをしたので、本当は金メダルを獲りたかったのですが、最低限の銅メダルを持ち帰ることができて嬉しいです。
1周目に中国の選手2人について行ってオーバーヒートしてしまい、そこからは本当に苦しかったです。来月にはオリンピック出場枠がかかったアジア選手権があるので、今日の結果を自信にして次は勝てるように頑張ります。」
自分の安静時心拍数は33〜35bpm
昨日の100分間のレース中の心拍数は
平均178・最大190bpmMTBは心臓強くなります❤️ pic.twitter.com/OAn3E26umM
— 沢田 時 (@SAWADA_Toki) September 26, 2023
■女子クロスカントリー
15名が出走したMTBクロスカントリー女子。日本代表の小林は、当日の天候に体調がフィットできず、1周回目でバイクを降りるという、本人にとっても不本意な結果でレースを終えた。
【MTB クロスカントリー女子 結果】
(20.56km(スタートループx0.8km+4 周回x4.94km)
1位 LI Hongfeng (中国) 1:30:59 +0.00
2位 MA Caixia (中国) 1:36:45 +5:46
3位 PARTOAZAR Faranak (イラン) 1:42:44 +11:45
DNF ⼩林あか⾥(日本)
▷小林選手のコメント
「今までに走ったことのないようなコースでした。登りも下りも急で、休むところがない、きついコースでした。
昨日までは、曇りの日が多く、気温もそれほど上がっていなかったのですが、今日は晴れて体感温度としても40度くらいあって、レース中に身体がオーバーヒートしている感覚と、身体に力が入らない状況で1周目が終わるところで降りてしまいました。
自分が思い描いていた結果ではないですし、応援して下さった人たちには申し訳ない結果になってしまいました。気持ちを切り替えて、来月のアジア選手権に向けて改めて頑張って行きたいと思います。」
情報・写真提供:JCF日本自転車競技連盟