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BMX世界選を終え男子日本代表の五輪出場枠獲得がほぼ確実に!女子ジュニアで畠山が4位の快挙

Posted on: 2016.06.01
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コロンビア・メデリンで行われた2016 UCI BMX世界選手権大会は5月29日、チャンピオンシップカテゴリーのレースが開催され、男子エリートで長迫吉拓(岡山/モトクロスインターナショナル)と吉村樹希敢(大阪/クレジットレーシング)が共に1回戦を突破し日本のポイント上積みに成功。これにより、ランキングでオリンピック出場ボーダーライン上で勝負を続けてきた日本は下位の国からの猛追を退け、オリンピック出場をほぼ確実なものとした。また、女子ジュニアに出場した畠山紗英(神奈川/白鵬女子高等学校)は決勝に勝ち上がり4位。日本女子BMX界初となるチャンピオンシップカテゴリーでのファイナリストとなった。


男子エリート36位の長迫吉拓(photo:Kenichi Inomata)

この大会はリオデジャネイロオリンピックへの出場をかけた最終選考大会の舞台となり、日本は2大会ぶりのオリンピック出場を目指しこの大会に照準を合わせて調整を進めてきた。しかし、今年に入り代表メンバーの長迫、吉村、松下巽(神奈川・早稲田大学大学院)に相次いで怪我のアクシデントが発生。結果、選手層に課題を持つ日本は、各国上位3選手のポイント合計が反映される国別ランキングを思うように稼ぐことができないでいた。

オリンピックへ出場するためには、まずは国別ランキング13位までに入ることが条件だ。しかし、昨年末に12位だった日本は、今年に入り13位に順位を落とし、さらには後ろからエクアドルが一気にポイントを上積みし、世界選手権前にその差は154点。世界選手権の結果次第で逆転される可能性も出てきていた。

迎えた世界選手権。長迫と吉村が初戦を突破し、その後1/8決勝に臨んだが、長迫が5位、吉村が8位と4位までの準々決勝進出ラインには届かなかったものの、日本は合計55点を加算。追い上げるエクアドルのポイントも伸びず、オリンピック出場圏内の13位を守りぬいた。

これによりBMX日本代表のオリンピック出場1枠獲得はほぼ確実となり、北京オリンピックに出場した阪本章史以来、二人目のオリンピアンを輩出することとなる。尚、UCIからの公式発表は6月7日とされ、その発表を受けて正式な決定となる。

出場が正式に確定した場合、JCF日本自転車競技連盟の発表している選手選考基準では、「UCI 個人エリートランキングの最高獲得日本人選手 1 名を選考し、次点を補欠とする。」とされており、世界ランキング38位の長迫吉拓の出場が決まることになる。

第31回オリンピック競技大会の選手選考基準

BMX日本代表コーチの三瓶将廣氏の大会後のコメント

オリンピック出場枠をかけた最後の大会である世界選手権大会が終了しました。コロンビアでの開催や、テクニカルなコースということともあり、事前練習を含め準備を進めてきました。

結果としては男子エリートでは長迫選手の36位が最高位でしたが、吉村選手と含め55点を加算することができました。日本のすぐ後ろ、14位につけていたエクアドルの結果によっては逆転される可能性もあり、終始ヒヤヒヤし落ち着きませんでしたが、エクアドルの獲得ポイントが少なかったために逃げ切ることができました。 

こんなにも相手の結果が気になったことは初めてで、自分達でコントロールが出来ないことのもどかしさに毎日そわそわしていました。プランどおりにいかないことが連発し、ローラーコースターのような2年間でしたが、本日5月31日発表されるランキングを確認し、国別出場枠の正式発表日である6月7日を待つのみです。

また、女子エリートに関しては瀬古選手が2度の転倒もあり、世界選手権大会枠上位2位に入ることはできずオリンピック出場への望みは絶たれてしまいました。

31日、UCI(国際自転車連合)が大会終了後の暫定のポイントを更新し、日本男子は14位のエクアドルを124点差で上回りランキング13位をキープし国別ランキングでの出場枠獲得最低条件をクリアすることとなりました。残すは、6月7日の正式発表を待つのみです。

ー■ジュニア初挑戦で畠山紗英が日本人初のファイナリストに!


女子ジュニア4位に入った畠山紗英(photo:Kenichi Inomata)

エリートクラスと同日に行われたジュニアクラスでは、女子の畠山紗英(神奈川/白鵬女子高等学校)が決勝に進出し4位でゴール。ジュニアクラスは、将来最高峰カテゴリー「エリートクラス」での活躍が期待される若手精鋭達が揃う激戦クラス。世界の金の卵達が集まったハイレベルな戦いで4位に入ったことは快挙といえる。

畠山は過去に年齢別クラスで3回の世界チャンピオンを獲得しているが、年齢が重ねるにつれてレベルがあがる中、昨年は思うような結果を残すことが出来なかった。しかし、今年ジュニアクラスにあがり、その才能の片鱗を改めて世界にみせつけた。

また、BMX世界選手権のチャンピオンシップカテゴリーで日本の女子選手が決勝に進出したのは初めてのことで、日本女子BMX界の歴史を切り拓く大きな結果をもたらした。

男子ジュニアに出場した池上泰地(大阪/KUWAHARA BIKE WORKS)は、初戦を突破し、準々決勝を5位でゴール。準決勝進出はならなかった。

【チャンピオンシップカテゴリー日本代表結果】
<男子エリート>
36位 長迫吉拓(岡山/モトクロスインターナショナル)
57位 吉村樹希敢(大阪/クレジットレーシング)
72位 松下巽(神奈川/早稲田大学大学院
<女子エリート>
34位 瀬古遥加 (三重/IRC TIRE)
<男子ジュニア>
19位 池上泰地 (大阪/KUWAHARA BIKE WORKS)
<女子ジュニア>(1名)
4位 畠山紗英 (神奈川/白鵬女子高等学校)

情報・写真提供:日本自転車競技連盟BMX小委員会委員
text:Akihiro Tugimatsu

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