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GP覇者武田豊樹が高松宮記念杯競輪で今年初のG1制覇

Posted on: 2015.06.22
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6月21日、大阪府岸和田競輪場でG1第66回高松宮記念杯競輪決勝戦が行われ、昨年のグランプリ覇者、武田豊樹(茨城・41歳)が優勝。グランプリ勝者が翌年1年間着用が許されるチャンピオンジャージを身に纏い、プレッシャーをはねのけ、今年初のG1タイトルを獲得した。


41歳で進化を続ける武田豊樹

毎年12月30日に行われる競輪界の頂上決戦「KEIRINグランプリ」。そこでの勝者は、翌年1年間王者の証である純白のチャンピオンジャージを着用して1年間走ることができる。しかし、同時にそれは王者としての重責を背負うことになり、見えないプレッシャーと戦う日々が始まる。

スピードスケートでオリンピックに出場した後、競輪に転向し、さまざまな壁を乗り越えてきた武田。昨年のグランプリを制し、王者として2015年を迎えるなか、「やることは変わらない。良いレースをするために努力をするだけ」と心境に大きな変化はないと思っていた。

しかし、そんな武田にも見えないプレッシャーが忍び寄った。今年から採用されたギア規制によるレース形態の変化。また、コンディションがあがらない日々が続き思うような成績がだせないでいた。

それでも、今年の前半戦、世界舞台で戦うナショナルチームメンバー達のレースを席巻する姿が、武田の国内王者としてのプライドに火をつけた。

迎えた、今年3度目のG1、高松宮記念杯競輪。武田は初日から王者らしい力強いレースで勝ち上がると、準決勝では同じ年代の村上義弘(京都・40歳)と対戦。村上の前で先行する脇本雄太(福井・26歳)に対し後方からまくりをしかけた武田。途中、園田匠(福岡・33歳)の強烈なブロックにあい、失速するかとおもいきや、そこからさらに加速。結果、脇本の番手から発進した村上が1位。脇本が2位。そして3位に残った武田が決勝進出を決めた。

決勝戦には、同じ関東地区から平原康多(埼玉・33歳)が勝ちあがり、武田とともにグランプリを制した最強ラインで戦いに挑むことに。一方、準決勝で武田を制した脇本、村上の近畿ラインには、好調の稲垣裕之(京都・37歳)が加わり更に厚みをました。この2つのラインの戦いが勝敗を左右することが予想された。

決勝レースは、ピンクの8番車、トラック日本代表の脇本が、残り1周手前からロングスパートをかけると、最終1コーナーで5番車平原が、捲りを仕掛ける。

その動きを見て、脇本の2番手にいたオレンジの7番車、稲垣が先頭へ。平原はすかさずその番手に潜り込むものの、黒の2番車、村上がブロックされ失速。

そして、その動きをみて平原の後方にいた白の1番車武田豊樹選手が逃げる稲垣選手を追走。ゴール手前で交わした武田が見事今年G1初優勝を飾った。

レース後、報道陣の前でいつもの控えめな笑顔で優勝の喜びを語った武田。視線の先はすでに次のレースをむいていた。グランプリ連覇にむけて後半戦も、変わらず王者の走りをみせてくれるに違いない。

【G1高松宮記念杯競輪決勝 結果】
優勝 武田豊樹(茨城・41歳)
2位 稲垣裕之(京都・37歳)
3位 佐藤慎太郎(福島・38歳)
4位 村上義弘(京都・40歳)
5位 石井秀治(千葉・36歳)
6位 松岡貴久(熊本・31歳)
7位 岩通裕介(岡山・33歳)
8位 平原康多(埼玉・33歳)
9位 脇本雄太(福井・26歳)

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