山本&黒枝が参戦!NIPPOのツアー・オブ・ジャパン出場メンバーが決定
NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザが、ツアー・オブ・ジャパン(UCI2.1)への出場メンバーを発表。ツアー・オブ・ジャパンは国内最大級の国際ステージレースで、今年は5月17日に大阪堺市で開幕し、1週間後の5月24日に東京都の大井埠頭でフィナーレを迎える。
日本人選手は、シーズン序盤から世界のレースで奮闘を続ける山本元喜と黒枝士揮が出場。母国での大きなレースに活躍の期待がかかる。山本はアタックや登坂力が強み、黒枝は瞬発力を活かしたゴールスプリントで勝利を狙いにいく。
山本元喜(左)と黒枝士揮(右)
●ツアー・オブ・ジャパン出場メンバー
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黒枝 士揮(日本)
山本 元喜(日本)
ディディエール・チャパッロ(コロンビア)
ニコラス・マリーニ(イタリア)
アントニオ・ニーバリ(イタリア)
マッティア・ポッツォ(イタリア)
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監督:大門 宏
●ツアー・オブ・ジャパン公式サイト
http://www.toj.co.jp/
◆コロンビア人選手、ディディエール・チャパッロが加入
今回のツアー・オブ・ジャパンに出場するディディエール・チャパッロは、4月から新しく加入したコロンビア人選手。1987年生まれ、現在27歳のクライマーで、出身はコーヒーの産地としても有名なコロンビアのマニザレス。
若い頃から将来を期待されていた選手だが、2013年に感染症の影響でシーズンを棒に振り、2014年はアマチュアチームで活動していた。このチームへの加入を機に、本来の強さを取り戻すことが期待している。
大門 宏監督のコメント
「ツアー・オブ・ジャパンは、はっきりとしたリザルトを求められているレース。そういう意味では、ジロ・デ・イタリアのメンバーを優先して選んだつもりはなく、むしろ人数合わせはジロのメンバーでやった印象が強い。
ジロに選ばれた、7番目、8番目、9番目のメンバーよりも、今回のメンバーのほうが個性が強く、一人一人が勝利をめざせるメンバーである。結果を期待できるメンバーで構成した。
ポッツォは今年所属するイタリア人選手のなかで、唯一、2013年に同大会に出場した経験があり、今回は彼がチームのキャプテンを務め、彼を中心に作戦を立てていきたい。大の親日家でムードメーカーでもある。
チャパッロは過去2年間の実績がないので、チームも彼の走りを把握できていない部分がある。今回の走りを見て、6月以降の本格的なシーズンを迎えるヨーロッパでのプログラムを考えていきたい。
2人の日本人選手については、直前に開催されたツアー・オブ・ターキーを最後まで走りきり、そこで得られた収穫は大きかった。万全のコンディションでレースに挑む。彼らは春先からヨーロッパのレースで苦戦を強いられてきたので、自信を取り戻す良い結果になればいいと思う。今後のシーズンに繋がるレースになってほしい。」
(情報・写真提供:NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザ)