ティレーノアドリアティコ第2ステージ アシストに徹した新城幸也「明日は調子が良ければ狙いたい」

Posted on: 2015.03.13

3月12日、ティレーノアドリアティコ第2ステージが行われ、落車が多発する中、新城幸也はチームのエースであるピエールローランを守る走りを見せ、トップと同タイムでゴールした。優勝はベルギーチャンピオンイェンス・デブッシェール。


石畳の周回コースで​落車の影響で分断した集団に戻る新城

第2ステージは、ほぼ平坦と言える153kmで争われ、残り40kmからは一部石畳区間もある市街地の周回コースを2周してゴールとなる。

序盤から7名の選手が先行する展開で集団は落ち着くが、周回に入るといっきにタイム差は縮まり、残り20km地点で逃げは完全に吸収された。その後、ゴールスプリントにむけて各チームの位置取りが激しくなるなか、落車が多発した。

新城幸也の所属するチームヨーロッパカーは、ゴールスプリントを任されていたトニー・ヒュレルが落車に巻き込まれ、同じくスプリントに加わる予定だったヤニック・マルティネスもメカトラブルで遅れるというアクシデントに見舞われる。

この影響で集団は細かく分散されるが、最終周には落車で大きく遅れた選手以外は集団に復帰、大集団でゴールスプリントに入った。しかし、ゴールの直線に入り、前方で落車が発生。波乱のゴールをベルギーチャンピオンのイェンス・デブッシェール (ロットソウダル)が制した。


第2ステージのゴールシーン

落車を回避し、トップと同タイムの67位で第2ステージを終えた新城は「自分がアシストするはずのスプリント要員が2人ともトラブルで遅れ、勝負が出来なくなったので、この危険な状況の中でエースのピエールを守る役目に回った。足止めされることはあったが、落車に巻き込まれずに終えれて良かった。

明日は昨年、3周回だった周回が5周と増えた分、キツイ展開が予想されるが、調子が良ければ狙いたいステージだ。 しかし、チームとしてはピエールが土曜日(山頂ゴール)まで総合でタイムを失わない事が目的だから、自分からステージを狙うよりも、まずはそれが優先だけど!」と語った。

第3ステージは序盤から中盤にかけて小さな山岳が2つ。終盤は1周約10km、平均勾配5%、最大勾配11%という上り基調の周回コースを5周してゴールする203kmで行われる。


第3ステージコースプロフィール

◆ティレーノ・アドリアティコ公式ページ

(記事:TeamEuropcar Miwa IIJIMA)

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