ジロ第14ステージ 新城幸也が再び落車。165位でゴールするもレース続行かどうかは未定

Posted on: 2014.05.25

ジロ・デ・イタリア第14ステージは、1級山岳が2つ、2級山岳が一つという山岳ステージで行われ、新城幸也は集団内で落車に巻き込まれ、再びケガを負うこととなった。レースは、逃げグループから最後に飛び出したエンリーコ・パッタリーン(イタリア/バルディアーニCSF)が制した。新城は最後まで走りきり165位でゴールしている。


スタート直後。馬も新城を応援!! (Photo Miwa IIJIMA)

第14ステージ コースプロフィール

本格的な山岳ステージとなった第14ステージ。新城の所属するチームヨーロッパカーとしては、エースのピエール・ローランの総合成績を引き上げる絶好のチャンスとなり、新城はピーエールのアシストを命じられた。「怪我の影響はない」と言っても、やはり痛みがある尾てい骨から腰にかけて、スタート前のチームバスでは念入りな治療が行われた。


尾てい骨を中心に念入りににテーピングしてもらう新城(Photo Miwa IIJIMA)

スタート直後に21人の大きな逃げ集団が形成され、チームヨーロッパカーからは、ペリーグ・ケムナーが入った。この先頭グループには、各チームのアシスト選手1、2名ずつが含まれることとなった。この動きで鎮静化したように思われたメイン集団内で、落車が発生。新城はこの落車に巻き込まれ、ドクターカーで治療を受けた。


痛みをこらえながら山岳をこなす新城(Photo Miwa IIJIMA)

痛みを堪えながらカテゴリー1級の上りに入り、20人程の最後方集団でなんとか2つの1級山岳と2級山岳を超え、32分遅れの165位でレースを終えた。

また、新城のチームのエースであるピエール・ローランは14位でゴールし、総合順位も9位に付けた。なおレースはエンリーコ・パッタリーン(イタリア/バルディアーニCSF)が制している。治療に専念するため、新城からのコメントはなく、翌日からの出走に関しましてもまだ未定である。


ピエールを守りながら走るチームヨーロッパカーの選手たち(Photo Miwa IIJIMA)

【第14ステージ結果】
1位 エンリーコ・バッタリーン(イタリア、バルディアーニCSF)
2位 ダリオ・カタルド(イタリア、チームスカイ)
3位 ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア、コロンビア) +07”
4位 ヤン・ポランク(スロベニア、ランプレ・メリダ) +17”
5位 ニコラス・ロッシュ(アイルランド、ティンコフ・サクソ) +22”
116位 別府史之(日本/トレックファクトリーレーシング)
165位 新城幸也(日本/ヨーロッパカー)

【個人総合優勝】
1位 リゴベルト・ウラン(コロンビア/オメガファーマ・クイックステップ)
2位 カデル・エヴァンス(オーストラリア/BMCレーシング) +32”
3位 ラファル・マイカ(ポーランド/ティンコフ・サクソ)  +1‘35”
4位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア/AG2Rラモンディアール)+2‘11”
5位 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ/ベルキン)     +2‘33”

【大会オフィシャルページ】
http://www.gazzetta.it/Giroditalia/2014/it/index.shtml

(記事:TeamEuropcar PR Manager Miwa IIJIMA)

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