ポーランドのステージレースでNIPPOがシーズン3勝目。黒枝、小石のアシストでグロスがステージ勝利!
4月29日に開幕した東欧4カ国を回る6日間のステージレース「カルパチアクーリエレース(ポーランド、UCI2.2 U23)」にヴィーニファンティーニ・NIPPOが出場し、ポーランドで舞台となった第5ステージで、ルーマニア人スプリンター、グロス・エドワードがステージ優勝をあげた。
5月3日、第5ステージは、気温10℃を下回る厳しいコンディションの中、143kmで争われた。ヴィーニファンティーニ・NIPPOは、当初5選手のエントリーだったが、第5ステージで体調不良によりダニエル・パウルス(オーストリア)が未出走。さらに、キム・マニウッソン(スウェーデン)も途中棄権したため、エースで総合2位につけるグロス・エドワードと黒枝士揮、小石祐馬の3選手のみで戦うという状況となった。
決定的な逃げは決まらず、アタックがかかってはリーダーチームが潰すという展開でレースは進んでいく。終盤になってラスト15kmまで続いた逃げに小石祐馬が入り、集団が彼らを吸収してからは、次々にかかるアタックに黒枝士揮が反応。3人ながらチーム一丸となって、念願のステージ優勝を掴んだ。
ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザにとって、これがシーズン3勝目。ポイント賞でトップ。そして総合順位でもトップと14秒差まで縮めて、最終日、148kmの第6ステージに挑む。
■エドワード・グロスのコメント
「チームがよく働いてくれて、そこから勝利できたことを嬉しく思っている。連日、ステージ優勝まであと僅かという結果だった。今日の勝利はこれまでのステージの集大成だと思う。今日のステージ優勝を機にまた明日も頑張りたいと思う」
■黒枝士揮のコメント
「グロスの勝利はとても嬉しかった。今日のステージでチームメイトが2人、レースをやめてしまったけど、明日の最終日もチームが勝てるように、3人で力を合わせて頑張りたい」
■小石祐馬のコメント
「チームメイトがわずか3人という状態だったので、チームオーダーは常にグロスの近くにいることだった。しかし、最後の局面でグロスに“逃げていいよ”と言われて逃げに乗った。逃げに乗れたこと、また結果的にそれがグロスのステージ優勝に繋がって良かったと思う」
【情報・写真提供:ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザ】