MTBクロスカントリーW杯 最終戦はロンドン金メダリストのクルハヴィが優勝!チームメートの山本は18位
9月14日(現地時間)、ノルウェーで行なわれたMTBクロスカントリーワールドカップ最終戦は、ロンドンオリンピック金メダリスト、ヤロスラフ・クルハヴィ(チェコ・SPECIALIZED)が優勝。今シーズン初勝利をあげた。チームメートである山本幸平は、落車で順位を落とすものの、18位で最終戦を終えた。
スタート後、先頭にたったのは、世界チャンピオンでありワールドカップリーダー、スイスのニノ・シュルター。その後続ではチェコのJ.クルハヴィ(チェコ)、M.フォンターナ(イタリア)、O.シンク(チェコ)、M.フルキガー(スイス)が追走し、5人がパックとなり、ハイペースで序盤戦を終える。
レースは中盤に入り、ニノ・シュルターが積極的にアタックをかけ、後続を篩にかけると、徐々に先頭グループの人数が減っていく。
そして、残り3周。シュルターは、さらにペースをアップを開始。そのアタックに食らいついたのは、チェコのクルハヴィのみだった。
ロンドン五輪での死闘を彷彿とさせる一騎打ちは最終周回までもつれることになった。勝敗を決したのは、残りおよそ1kmの登り。終始シュルターを追走し続けてきたクルハヴィが満を持してアタック。
そのまま差を広げ、シュルターに7秒差をつけて勝利。最終戦にして今シーズン初勝利を手にした。
クルハヴィのチームメートである山本幸平は、2列目でスタートしたも20位前後で周回にはいるものの、2周目で落車。順位を落とすものの、トップから5分37秒遅れの18位でフィニッシュ。
レース後自身のツイッターで、「18位で最終戦終えました。2周目で落車して辞めようとまで考えましたが、切り替えてゴール目指して良かったです。ヤローが優勝!良かった!」とコメントし、チームメートの勝利を祝福した。
RedBullドロミテマンに初出場したキズナジャパン。MTB部門を山本が担当した。(写真右から2番目)
山本は8月末に南アフリカで行われた世界選手権で自身ベストリザルトとなる15位を記録。その翌週には、「RedBullドロミテマン」に日本チームの一員として初参戦し、チームとして11位、個人としてはMTB部門で7位のリザルトを残した。そして、3週連続のレースとなった今回のワールドカップ最終戦を18位で終え、今シーズンのメインレースを全て終えた。
山本は既に来シーズンもSPECIALIZEDのワールドチームで走ることが決定し、再び、世界最高峰のチームで世界トップ10入りを目指す。今シーズン掴んだ、確かな手応えとともに、世界一にむけて着実に進化を続けるだろう。
【ワールドカップ第6戦 クロスカントリー男子リザルト】
優勝 ヤロスラフ・クルハヴィ(チェコ・SPECIALIZED)
2位 ニノ・シュルター(スイス・SCOTT) +7秒
3位 マニュエル・フーミック(ドイツ・CANNONDALE) +1分34秒
18位 山本幸平(日本・SPECIALIZED) +5分37秒
【ワールドカップ第6戦 レース映像 RedBull TV】
http://live.redbull.tv/events/239/uci-mtb-world-cup-2013-hafjell-crosscountry-men/
【RedBullドロミテマン 壮行会映像】
https://www.cycloch.net/2013/07/18/11363/
【RedBullドロミテマン ハイライト(Movie RedBull)】