全日本選手権トラックレース初日 日本のエース渡邉一成が貫禄のケイリン制覇

Posted on: 2013.07.27

静岡県のサイクルスポーツセンターで開催している2013全日本選手権トラックレースは、27日、6種目で日本王者が決定した。

男子ケイリンでは、ロンドン五輪日本代表の渡邉一成(競輪選手)が、この種目初優勝。また、女子ケイリンは、5月のプロデビュー以降ガールズケイリンでは負けなしの石井寛子が、トラック競技でも存在感を見せつけ2年ぶりの優勝を果たした。

男子ケイリン表彰式 優勝渡邉一成、2位菅田、3位河端

昨年の王者河端朋之、国内競輪ではG1常連の若手実力者、脇本雄太など日本一を目指す実力者たちが顔を揃えた男子ケイリン決勝戦。そうした中、力を見せつけたのは渡邉一成だった。

レース終盤、主導権を握った脇本の2番手を確保すると、車間をあけ、後続の出方をみながら最終4コーナーで先頭を交わし、危なげない走りで優勝を手にした。

「本当は、自分が主導権を握って、しっかりと強いところを見せたかった。ロードでは新城選手、MTBでは山本幸平選手が、全日本選手権でしっかりと強さを見せつけていたので、僕も強さを見せて日本チャンピオンになりたかった。理想のレースではなかったけど、結果を残すことができてよかった。」

世界を目指す選手のステータスとして欠かすことのできない日本チャンピオンの称号。その称号を胸に刻み、再び世界で活躍することを誓った。

その他の優勝者は下記の通り

男子チームスプリント
優勝 JCF強化チーム 46秒612

1kmタイムトライアル
優勝 中川誠一郎(競輪選手)1分3秒979

女子3km個人追抜き
優勝 塚越さくら(鹿屋体育大学)3分48秒048

男子4km個人追抜き
優勝 橋本英也(鹿屋体育大学)4分35秒183

女子ケイリン
優勝 石井寛子(競輪選手)

男子ケイリン
優勝 渡邉一成(競輪選手)

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