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全日本トラック閉幕 地元の渡邉一成がスプリントを制し2冠。鹿屋体育大学が全7種目を制覇

Posted on: 2014.04.21
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福島県泉崎国際サイクルスタジアムで行われた自転車トラックレースの全日本選手権は、20日、大会2日目を迎え、スプリントで渡邉一成が優勝し、前日のケイリンに続き2冠を達成。また、鹿屋体育大学の橋本英也は、初日に優勝した個人追い抜きとマディソンに加え、この日も団体追い抜きとポイント・レースを制し4冠を果たした。


ポイントレースで宿敵、窪木一茂を圧倒し優勝した橋本英也

大会初日にバンクに吹き込んだ冷たい風はやんだものの、薄い雲に覆われた寒空の下、全日本トラック2日目は行われた。

ー■地元福島で奮起!渡邉一成が男子スプリントを制し2冠

2日目のメイン種目となったエリート男子スプリントは、昨年同様に渡邉一成と河端朋之が決勝に勝ち進んだ。

昨年の勝者は、河端朋之。対する、渡邉は今回、ケイリンで優勝し、さらにスプリント予選の200mTTで大会新記録の10秒083をマークするなど、好調さを維持して決勝まで勝ち上がった。さらに、福島出身の渡邉にとっては、地元での戦いで負けられない思いが後押しとなっていた。

1本目は、河端が先勝するものの、2本目は、渡邉が先行した河端を僅差で破り勝利。その勢いのまま3本目も勝利し、今大会ケイリンに続き2冠を達成。スプリントでの全日本タイトルは、2008年以来3度目の獲得となった。

レース後、渡邊は「地元の応援が追い風となり、予選の200mタイムトライアルで、早朝で寒いバンクにかかわらず良いタイムがでた。その勢いのまま勝ちあがり、決勝レースも河端相手に先行されつつも冷静に勝負することができた。苦手意識のあるスプリントで勝てて嬉しい」と語った。

ー■女王の座死守!前田佳代乃がスプリント6連覇
女子スプリント界の第一人者、ロンドン五輪日本代表の前田佳代乃は、スプリント予選の200mタイムトライアルで、大会新記録となる11秒239の一番時計を叩き出し、ライバル達に女王の走りをみせつける。

そうした中、今年1月に行われたジャパントラックカップで女子スプリント界に突如として頭角を現した石井貴子が、日本一の座を狙い、順当に勝ち上がり、決勝で前田と激突した。

1本目を前田が車輪差で制し、迎えた2本目。石井が前田を牽制するなかで、斜行違反をとられて前田が勝利。この結果、前田の大会6連覇が確定した。


息の詰まる攻防が繰り広げらた女子スプリント決勝(奥が前田、手前が石井)

ー■鹿屋体育大学タイトル量産!橋本英也が4冠を達成
大会2日目に行われた種目は、男女合わせて8種目。そのうち、鹿屋体育大学の現役生、及び卒業生が優勝を手にしたのは6種目にも及んだ。

スプリントに加え、500mタイムトライアルを制した前田佳代乃は、鹿屋体育大学の2013年の卒業生。

また、現役の橋本英也(3年)は、ポイント・レースを制した後、団体追い抜きで地元岐阜チームとしてレースに参戦し、勝利に貢献した。初日の個人追い抜きとマディソンの優勝と合わせて、全日本4冠を達成した。

女子ポイント・レースでは鹿屋体育大学が誇る、最強女性コンビ、上野みなみと塚越さくら(共に大学院)が出場。上野が逃げて、集団を塚越がコントロール。圧倒的な展開でワンツーフィニッシュを手にした。


トラック中長距離界をけん引する上野と塚越がワンツー

そして、最後に締めくくったのは、男子スクラッチに出場した原田裕成(3年)。昨年度のチャンピオン一丸尚伍(EQA23)を中心にレースが動いたが、ラスト1kmで積極的に飛び出した原田が逃げ切り優勝。マディソンに続き、2冠を果たした。


男子スクラッチ。先頭の一丸の2番手で勝機を伺う原田

初日で4種目を制した鹿屋体育大学は、大会を通じて大学としては7種目を制覇。卒業生前田佳代乃や橋本英也が勝利に貢献した団体追い抜きでの勝利を加えれば、全16種目中10種目で鹿屋体育大学勢が制したことになる。ロードでは、これまで数々のトップレーサーを輩出してきた鹿屋体育大学だが、トラックでもいよいよその存在感が増している。

【2014 全日本自転車選手権トラック 最終日】
◯女子エリート・ポイントレース(20km)
優勝 上野みなみ(鹿屋体育大)

◯男子エリート・ポイントレース(40km)
優勝 橋本英也(鹿屋育大)

◯女子エリート・500mタイムトライアル
優勝 前田佳代乃(京都自転車競技連盟)36秒142

◯男子エリート・チームパーシュート(4km)
優勝 岐阜県チーム 4分24秒013
(橋本英也・矢野智哉・相馬義宗・渡邊翔太郎)

◯女子エリート・スクラッチ(10km)
優勝 小島蓉子(日体大クラブ-LOINS)16分05秒89

◯男子エリート・スクラッチ
優勝 原田裕成(鹿屋体育大学)19分27秒54

◯女子エリート・スプリント
優勝 前田佳代乃(京都自転車競技連盟)

◯男子エリート・スプリント
渡邉 一成(競輪選手)

■全リザルト・及び大会詳細・写真などはこちらから

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