ツール・ド・フランス第18ステージ ラルブデュエズを越えた新城幸也「明日の峠はもっと頑張れる」
ツール・ド・フランス第18ステージ。アルプスの最難関ラルプデュエズを2回上るという今大会のクイーンステージ。熱狂する観客の声援を受け、ステージを制したのはスタート後すぐに逃げを決め、自分のペースで上りきったクリストフ・リブロン(アージェードゥーゼル)。地元フランス人今大会初のステージ優勝を果たした。なお、総合は盤石の走りでクリス・フルーム(スカイ プロサイクリングがキープした。
ラルプデュエズを越えた新城 (photo Miwa IIJIMA)
以下、現地からの新城リポート(記事:飯島美和)
新城は4度目のツールにして初のラルプデュエズにチャレンジ。チームとしてはもちろんピエール・ローランのステージ優勝を狙っていくが、逃げグループにチームメンバーを送ることができず、後追いの展開になってしまう。そんな中、新城は1回目のラルプデュエズを上りに強いと言われる選手たちと同じ位置で超えていく。
リーダージャージをはじめ、有力選手たちが動き出した2回目のラルプデュエズではそのハイペースについていけず遅れるものの、超難関山岳ステージを65位という好位置でゴールした。
「すごい人だったね~。やっぱりラルプデュエズはきつかった。チームとしても勝ててないし、自分がこの位置でゴールできても良かったとは言えない。ただ、登れるようになってきたし、明日の峠はもっと頑張れると思う」と今日のレースの手ごたえを語った。
明日も序盤に超級山岳が2回、後半には1級山岳が2回という厳しいコースレイアウト。パリまで残り3ステージとなる。