新城幸也が震災に打ちひしがれる日本人全てにメッセージ

Posted on: 2011.03.16

日本最高峰のロードレーサー新城幸也(ヨーロッパカー)が、東日本大震災に打ちひしがれる日本人全てにメッセージを送った。11日の震災以来、海外で活躍する著名プロスポーツ選手たちがさまざまな形で支援を表明する中で、新城自身も「何かできることはないか」と悩み続ける日々だったという。その中で、レースに出場し結果を出していくことこそ、いま自分に必要とされている仕事だと考えるようになった新城は、次のレースから喪章をつけて走ることをチームに提案している。新城自身が黒いリボンで喪章をつくり、チームメイトたち配る予定だという。新城の次回出場レースは現地時間19日の「CLASSIC LOIRE ATLANTIQUE」と20日の「CHOLET PAYS DE LOIRE」(いずれもフランス)、翌週27日にはベルギーで「GENT-WEVELGEM」がスケジュールに入っている。ツールやジロを沸かせた “元気な走り” で日本にパワーを届けたいと意気込む新城。届いたばかりの新城のメッセージを以下掲載する。

<新城幸也メッセージ “僕は、走ります”>
「僕は、走ります。今の自分にできることは走ることですから。
元気に走れることに感謝して、レースに出ます。
日本で皆さん頑張っているのに、フランスで落ち込んでいるわけにはいかない。
あいつ、レースで頑張ったなぁ~、自分も頑張ろうって、思って欲しいから。
僕が走ることで喜んでくれる方がいるならば、レースで結果を出し、
良いニュースを日本に届け、少しでも明るい気持ちになってもらうんだ。

 今年、全日本選手権は被害が大きいと聞いている岩手県。
皆さんが元気になるような走り、結果をお見せするために帰国しますから、
だから頑張って復興してください!」

2011年3月15日 新城幸也

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