アジア王者島田遼が凱旋優勝/国内女王 酒井が連覇 第2回BMXレーシングJAPAN CUP/JOC CUP

Posted on: 2022.08.29

昨年初開催となったBMXレーシング種目「ジャパン・カップ・BMXレーシング2022」、「JOCジュニアオリンピックカップBMXレーシング2022」が8月27日から2日間、大阪府岸和田市サイクルピア岸和田BMXコースで行われ、初日のJAPAN CUPでは、直前のアジア選手権U23カテゴリーで優勝した島田遼(GAN TRIGGER)が優勝。女子は国内シリーズで連勝中の酒井亜樹(DEUX ROUES ELITE TEAM)が制し、昨年に続き連覇を飾った。


photo:JCF

大会2日目に行われたJOCジュニアオリンピックカップでは、5−16歳までの国内トップレベルのライダーが、大会タイトルと、来年の世界大会「UCIワールドチャレンジ」への出場切符をかけて激しいレースを繰り広げた。

以下、JCFのリリースより。

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■島田が凱旋勝利 チャンピオンシップ
本大会は男女ともにチャンピオンシップレベルにあたるジュニア、Under23、エリートの3カテゴリーが統合開催され、国内トップレベルの選手が一堂に会すため、全日本選手権に劣らない国内トップを決める一戦となった。

大会前週にU23アジアタイトルを獲得したばかりの島田遼(GAN TRIGGER)と、初代タイトルを獲得している増田優一(大阪体育大学)が予選からが好調をアピールし、それぞれ準決勝を1、2番タイムで決勝へ進出した。


photo:JCF

決勝では一番インコースを選択した島田遼が先頭に立ちレースをリード。

2番手には現在コーチなども兼業している吉村樹希敢(GAN TRIGGER)が、元日本チャンピオンとして意地をみせて猛追する展開に。

しかし、レースは終始順位は変わらず、島田遼が第2回大会のタイトルを獲得した。

2位には僅差で吉村が入り、3位にはジュニア1年目で若手17歳のジュニアアジアチャンピオン木内彪凱が表彰台を獲得した。

昨年覇者の増田は、スタートでのミスが響き4位でレースを終えた。

▷島田遼コメント
久しぶりの参戦となった国内大会で、特徴的なコースの攻略や会場の雰囲気などプレッシャーのかかる大会でしたが、アジア選手権同様にスタートをしっかり決めることができて勝ち切れたことは嬉しく、さらなる自信に繋がりました。

所属チームを応援してもらっているToyoTiresがトップスポンサーになっている大会でもあり、チームメイトの吉村樹希敢君と1−2フィニッシュを決められ最高のレースになりました。


photo:JCF

■国内連勝中の酒井が連覇 チャンピオンシップ女子
3レース合計ポイントで争われた女子チャンピオンシップには、先日の世界選Under23カテゴリーで4位を獲得した丹野夏波(早稲田大学)をはじめ、前年度覇者で地元岸和田出身の全日本チャンピオン酒井亜樹(DEUX ROUES ELITE TEAM)、そして同じく岸和田が地元のジュニアアジアチャンピオンである西村寧々花など国内トップ勢が集結した。


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レースは1−2本目共に酒井が1位を取り、丹野、西村と続いた。3レース目でも、スタートを決めた酒井が逃げ切り、ジャパン・カップタイトルを2年連続で獲得した。

2位には終始追走が続き、トップに出るチャンスをつかめなかった丹野。3位に入った西村は最終ヒートを4位で終えて悔しい表情を見せた。

▷酒井亜樹コメント
ここ数ヶ月、この大会に照準をあわせてホームコースであるサイクルピア岸和田BMXでトレーニングを重ねてきました。

パフォーマンスにアップダウンがあり苦しいシーズン前半ではありましたが、大会に近づくにつれて調子も上がってきて、最高の形で優勝できてとても嬉しいです。

このコースでBMXレーシングに出会い、たくさんサポートして頂いている皆さんの前でいろんな感情の中でのレースでしたが、次の全日本選手権に向けてもより一層頑張ろうと思える大会でした。応援ありがとうございました。

■JOCジュニアオリンピックカップ
下は5歳から上は16歳まで、男女合計105名のエントリーが集まった本大会。各クラス、テクニカルなセクションが多く連なる本大会コースにて、小さカラダから華麗なジャンプが繰り出され、夏休みシーズン最後にふさわしい大会となった。

将来のトップサイクリストを担う幼少期の選手から、最終カテゴリーとなる15−16歳クラスは、次なるステップであるジャパン・カップにて活躍する可能性が溢れる熱いレースの数々となった。

主催であるJCF日本自転車競技連盟は、他の自転車種目であるトラック、マウンテンバイクに続きBMXレーシングでも本大会を継続させて、国内競技レベル向上に努めていく。


photo:JCF


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記事・写真提供:JCF日本自転車競技連盟

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