2021全日本BMX選手権 松下巽が3年ぶり2度目の優勝 酒井亜樹が初タイトル獲得

Posted on: 2021.09.28

9月26日、第38回目となるBMXレース種目の全日本自転車競技選手権が、新潟県上越市の上越市BMX場にて2005年以来、16年ぶりに開催された。朝から降り続いた雨の影響でコースコンディションが悪化するなか、最高峰カテゴリー男子エリートはベテラン松下巽(全日空商事)が優勝。3年ぶり2度目のタイトルを獲得。また女子エリートは今シーズン好調の酒井亜樹(DEUX ROUES ELITE TEAM)が昨年の王者丹野夏波(早稲田大学)を抑え初優勝を飾った。


昨年優勝の丹野を下した酒井 photo:JCF

■落車続出の男子エリートは松下巽が優勝
あいにくの降雨により、近年まれに見る荒れたコースコンディションでの開催となった。決勝は全15名から予選を勝ち上がった7名で行われ、7名中5名が転倒する波乱の中、松下巽が2018年ぶり2度目の全日本タイトルを獲得した。

2位には自身初の全日本表彰台獲得なった菊池雄が入り、松下同様にベテラン勢の活躍が目立った大会となった。

▷松下巽コメント
「厳しいコンディションの中でのレースでしたが、調子も良かったので結果的に優勝としてタイトルを獲得できたことは嬉しい。悪天候の中でも終始レースを盛り上げる演出に後押しされ、今大会の開催実現に感謝している。」

<男子エリートリザルト>
優勝:松下巽 (全日空商事)
2位:菊池雄 (SMITH OPTICS)
3位:深川匠 (NoLogo Racing Japan)

【動画:男子エリート決勝戦】

全日本自転車競技選手権 – BMXレースさんの投稿 2021年9月26日日曜日


photo:JCF


photo:JCF

エリート2年目の酒井亜樹が初タイトル
女子はエリートとジュニアが混走で開催され、昨年大会では2位となった酒井亜樹が、前年度覇者である丹野夏波を抑え、自身初のエリート全日本タイトルを獲得した。酒井は2018年にジュニアタイトルを獲得している。

▷酒井亜樹コメント
「全日本は特別な大会なので、優勝はとても嬉しい。昨年2位だった悔しさから練習を頑張ってきたので、エリートでのタイトルを獲得でき自信にも繋がった。もっともっと上を目指して、国際大会でも活躍できるようトレーニングに励みたい」

<女子エリートリザルト>
優勝:酒井亜樹 (DEUX ROUES ELITE TEAM)
2位:丹野夏波 (早稲田大学)
3位:瀬古遥加 (iRC TIRE)

【動画:女子エリート決勝戦】

エリート女子決勝

酒井亜樹が自身初のエリートタイトルを獲得しました!

全日本自転車競技選手権 – BMXレースさんの投稿 2021年9月27日月曜日


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■男子ジュニアは坂望加が初優勝
男子ジュニアは5名のエントリーのため、3レースの合計ポイントにて争われました。全レースにて転倒者が多発する展開が続いた中、昨年 2位を獲得している坂望加が1位・2位・2位とコンスタントにまとめ、ジュニアチャンピオンに輝いた。

▷坂望加コメント
「昨年は2位でタイトルを逃したので、レースはしっかり走りをまとめてチャンピオンジャージを獲得でき嬉しいです。来年からはエリートクラスなので、そこでも勝負ができるように、準備を積んでいきたい」

<男子ジュニアリザルト>
優勝:坂望加 (Factory Answer)
2位:長島凌 (Pure japan)
3位:早川敦哉 (NoLogo Racing Japan)


photo:JCF

■エリートと混走で3位に入った西村寧々花がジュニア制覇
女子ジュニアは3名のエントリーで、エリートと混走にて実施された。チャレンジカテゴリーにて2015年から負け無しであった西村寧々花が今年よりジュニアカテゴリーへ上がり、決勝ではエリートと混走の中でも全体でも3位に入り、ジュニアチャンピオンとなった。

▷西村寧々花コメント
「憧れであったチャンピオンジャージの獲得はとても嬉しい。慣れない雨レースでプレッシャーもあったが、決勝では自分の走りをまとめることができた。これからも連覇を伸ばしていきたい。」

<女子ジュニアリザルト>
優勝:西村寧々花 (GAN TRIGGER)
2位:野村凪沙(Ace Race Australia)
3位:岡本彩桜(バンピーパス)


photo:JCF

【レース ライブ配信リンク】
https://youtu.be/MXo0di38B4o
ジュニア/エリート決勝 5:07:00〜

情報・写真提供:JCF日本自転車競技連盟

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