スピードスケート出身 松井宏佑がW杯デビュー戦でケイリン銅メダル獲得

Posted on: 2019.11.03

東欧ベラルーシの首都ミンスクで開催の『2019-2020トラックワールドカップ第1戦』で、11月2日に男子ケイリン決勝が行われ日本勢は松井宏佑が3位に入り銅メダルを獲得した。


ケイリン表彰 photo:JCF

オリンピック前最後のシーズンを迎えたトラックワールドカップ。世界王者マティアス・ブフリ(オランダ)、ヨーロッパ王者ハリー・ラブレイセン(オランダ)等、強豪が揃う中、スピードスケート出身の競輪選手、松井宏佑がワールドカップデビューを果たす。

松井は、1回戦こそ攻めあぐみ後手を踏む形となったが、続く敗者復活戦、準決勝と積極的なレースを展開し決勝進出を決めた。

決勝では最終周回で最後尾に位置を下げることになった松井だったが、冷静さを失わず、前で動いたラブレイセン、デニス・ドミトリエフを追走して3位でフィニッシュ。銅メダルを獲得した。

同じく、ワールドカップ初参戦を果たした小原佑太は、準決勝5着で順位決定戦にまわり、最終順位9位で終えた。


ケイリンフィニッシュ photo:JCF

◯松井のコメント
レース前は優勝を目指すと言っていましたが、まさか銅メダルを獲得できると思っていませんでした。僕は初めてのワールドカップなので、失うものは何も無く、アピールできればと思って戦ったのが良い結果にへ繋がったのではないかと思います。

【トラックW杯第1戦 男子ケイリン結果】
優勝 ハリー・ラブレイセン(オランダ)
2位 デニス・ドミトリエフ(ロシア)
3位 松井宏佑(日本)
9位 小原佑太(日本)

▷リザルト詳細
https://www.tissottiming.com/File/0003110103010304FFFFFFFFFFFFFF02
現在世界ランキング1位の新田祐大、脇本雄太をはじめ、世界トップ選手を揃える日本チーム。今回、パリ五輪を見据え新たに送り込んだ松井の活躍で、選手層の厚さをさらに示す形となった。

トラックワールドカップは今大会が2019-2020シーズンの初戦。2020年1月までに全6戦が行われ、世界選手権、東京オリンピックへ向けた最後の出場枠争いとなる。

【関連動画:日の丸を背負って!松井宏佑選手/「力のミナモト」】

写真提供;JCF

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