NIPPOチームエディションDE ROSA「PROTOS 2016」を発表
Team NIPPO Vini Fantiniは来季使用するチームバイク、DE ROSA「PROTOS」のチームエディションを発表した。DE ROSAの“至宝”と称される最先端の技術が投入されたフラグシップモデルの「PROTOS」は、2012年のデビューから、5シーズン目に突入した。
写真:DE ROSA「PROTOS」の2016チームエディション(レースバイクはスーパーレコードEPS 2016モデル搭載)
2016年モデルは、カンパニョーロ社の電動コンポーネンツ「スーパーレコードEPS」の最新モデルに対応したが、今回、基本的なマイナーチェンジは見送られた。その背景には、DE ROSAの絶対的な自信と完成度の高さが伺えるものとなった。
また数名の選手には、より理想的なポジションを実現させるため、ジオメトリーがフルオーダー仕様のフレームが供給される。これまでに多くの勝利に貢献しているが、進化を続ける「PROTOS」は、世界のトップレースに挑戦するチームにとって、2016シーズンも力強いパートナーとなる。
カラーリングは、チームカラーである鮮やかな蛍光オレンジに、DE ROSA創始者であるウーゴ・デローザ氏がもっとも好む色であるネイビーブルーとホワイトがアクセントとして入る。
そして、見る角度によって印象が変わるアンシンメトリーなカラーリングは継続され、2015シーズンのチームモデルとは違い、光沢のある塗装が採用された。老舗イタリアンブランドのDE ROSAらしい気品を漂わせながらも、闘志を秘めた一台に仕上がった。
【チームバイク、スペック一覧】
●メインコンポーネント:カンパニョーロ スーパーレコード EPS
●ホイール:カンパニョーロ
●サドル:セライタリア
●タイヤ:IRCタイヤ(チューブレス&チューブラー)
●ペダル:タイム
●ハンドル、ステム、シートピラー:FSA
●ボトル、ボトルケージ:エリート
●パワーメーター:パワー2マックス
●シューズ、ヘルメット:ヴィットリア
「DE ROSA」 CEO クリスチャーノ・デローザ氏のコメント
「NIPPO・ヴィーニファンティーニとはとても良い関係にあり、チームからたくさんのフィードバックを得て、DE ROSAの技術は日々、より良いものへと改良されてきました。選手たちは『PROTOS』のことを熟知し、とても気に入ってくれています。もちろん新しく発表された『SK by ピニンファリーナ』のシーズン途中からの実戦投入も視野に入れています。
2015シーズンは、プロコンチネンタルチームへと昇格し、初めてジロ・デ・イタリアへ参戦し、とても感慨深いシーズンとなりました。2016シーズンも、最良のバイクをチームに供給し、世界の第一線でともに戦っていきたいと思います」
写真:DE ROSA「PROTOS」チームエディションのディテール図
新加入となるロードレース全日本チャンピオンの窪木一茂には、クリスチャーノ・デローザ氏自らがデザインを手がけた日本のナショナルカラーを纏った「PROTOS」が供給される。
写真:窪木一茂が駆る全日本チャンピオン仕様の「PROTOS」
12月20日に第1次トレーニングキャンプを終え、2016年1月7日から第2次トレーニングキャンプが始まる予定。1月9日にイタリア・アブルッツォ州でチームプレゼンテーションを行い、初戦は1月18日から24日までのツール・ド・サンルイス(UCIアメリカツアー2.1)で、山本元喜が出場を予定している。
また1月31日のカデル・エヴァンス・グレートオーシャンロードレース(UCIオセアニアツアー1.HC)、2月3日〜7日のヘラルド・サンツアー(UCIオセアニアツアー2.1)への出場も決定し、福島晋一監督、日本人選手数名も参戦予定だ。
情報・写真提供:Team NIPPO Vini Fantini